◎JAさが、個人情報1万1759件含む書類を誤廃棄
佐賀県農業協同組合(本所:佐賀県佐賀市)は1月23日、同組合みどり地区能古見支所において、個人情報が記載された書類を誤廃棄したと発表した。同JAによると、2012年11月15日から16日にかけて同支所で書類廃棄作業を行った際、誤って保存期限が経過していない書類を廃棄するよう産業廃棄物処理業者に依頼。翌17日に業者がシュレッダー処理を行った。誤廃棄したのは、2002年度から2007年度分の支払済定期貯金証書5806件と、同じく支払済定期積金証書5953件。氏名、住所、金額、お客様番号、口座番号や、電話番号が記載されている。11月20日に誤廃棄したことに気付いた。情報が外部に流出した可能性は極めて低いという。同JAは再発防止に向け、研修等を通じ、個人情報保護管理の徹底を図るとしている。
・個人情報書類の誤破棄について(佐賀県農業協同組合)
http://jasaga.or.jp/information/archives/210
◎大阪市、誤公布による個人情報漏えい事故2件を公表
大阪市は1月23日、東淀川区役所窓口サービス課(住民情報)と、平野区役所窓口サービス課(戸籍)において、書類の誤公布による個人情報漏えい事故がそれぞれ1件発生していたと発表した。東淀川区役所では1月22日、住民票の写しを交付する際の確認が不十分だったことにより、写しを請求した人が別人の写しを持ち帰った。住民票写しには、住所、氏名、生年月日、性別、前住所が記載されている。また平野区役所では1月18日、母親の出生届記載事項証明書を交付申請した人に対し、誤って母親と同姓同名の別人の証明書を作成して公布した。証明書には、父母の本籍または国籍、氏名、生年月日や、子の出生当時の父母の職業、子の氏名や性別、住所、生年月日、世帯主の氏名や続柄等が記載されている。両課とも今後、確認を十分に行って再発防止に努めるとしている。
・東淀川区役所における住民票の写しの誤交付による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/higashiyodogawa/0000202681.html
・平野区役所窓口サービス課(戸籍)における出生届記載事項証明書の誤交付による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/hirano/0000202677.html
◎岡山市立小学校、児童の個人情報含むパソコンとデジカメ盗難
岡山市教育委員会は1月21日、市立平福小学校(同市南区)において、教室に置いてあった教師用のノートパソコン1台とデジタルカメラ1台が盗まれたと発表した。市教委によると、18日午前8時前、出勤した教諭がパソコンの盗難に気づき、ほかに別の教室からデジタルカメラが盗まれていることも判明した。ノートパソコンには児童721名の氏名、住所、連絡先等が書かれた名簿と、児童35名の成績が保存されている。パソコンの起動および名簿の閲覧にはパスワードが必要。同校ではパソコンを職員室に保管することにしているが、当該教諭は教室に置いて帰っていた。またデジカメには、児童1名の写真が保存されていた。教室に土足の跡があり、同校では警察に盗難届を提出している。市教委は、個人情報の管理を徹底するとしている。
・岡山市立小学校における物品及び個人情報の盗難について[PDF](岡山市)
http://www.city.okayama.jp/contents/000144636.pdf
◎大阪市平野消防署、消防訓練通報書の誤送付で個人情報1件が漏えい
大阪市は1月21日、平野消防署で書類の誤送付による個人情報の漏えいが1件あったと発表した。発表によると、1月16日、消防訓練通報書の受付業務を行っていた職員が、事業所(A社)関係者から、当該事業所の同通報書の写しを返送するよう依頼された際、誤って別の事業所(B社)の通報書を郵送した。18日にA社関係者から、B社の消防訓練通報書を受領した旨の電話を受け、誤送付が判明した。誤送付した書類には、B社の防火管理者の氏名、住所、電話番号が記載されていた。同署は該当者に説明とお詫びをした。A社関係者にも事情説明とお詫びをし、該当書類を回収した。同署は各職員に個人情報の送付について、重要管理ポイントを踏まえ、複数で十分確認することを徹底し、個人情報の取り扱いに万全を期すとしている。
・大阪市平野消防署における消防訓練通報書の誤送付による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/shobo/0000202138.html
◎レジデントファースト、メールをTOで送り顧客167名のメールアドレス流出
不動産取引のレジデントファースト(本社:東京都港区)は1月21日、顧客にメールをTOで送り、167名分のメールアドレスが流出したと発表した。同社によると、1月18日午後7時58分、同社の担当者が過去に問い合わせを受けた顧客に賃貸物件を案内するメールを送ろうとして、不注意によりTOで送信した。対象の顧客には謝罪して当該メールの削除を依頼した。国土交通省に経緯を報告済み。情報の不正使用に関する連絡は受けていないという。同社は、従業員の再教育をはじめとする再発防止策の構築に努めるとしている。
・個人情報の取扱に関するお詫びとご報告(レジデントファースト)
http://www.mitsui-chintai.co.jp/resident/topics/20130121.html
◎ウインローダー、メールをCCで送り7名分のメールアドレス流出
運送等を手がけるウインローダー(本社:東京都杉並区)は1月21日、顧客にメールをCCで送り、7名分のメールアドレスが流出したと発表した。同社によると、1月17日午後8時52分、同社コールセンターから顧客7名にメールを送った際、CCにすべてのメールアドレスを記載した状態で送信した。翌18日午前9時30分に事態が発覚。同社は該当顧客にメールを送って謝罪し、経緯と今後の対策を伝えて、該当メールの削除を依頼した。日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)に報告済み。同社は、新人に対する周知が足りていなかったことと、1件ずつメールを送信するルールの徹底ができていなかったことが事態の原因だとし、これらを改善して再発防止に努めるとしている。
・メールアドレスの流出に関するお詫びとご報告[PDF](ウインローダー)
http://www.winroader.co.jp/pdf/130121.pdf
◎フィフティーフォー・クリエイティブ、顧客のメールアドレスが漏えい
アプリ制作やマーケティング等を行うフィフティーフォー・クリエイティブ(本社:カナダ)は1月21日、同社が運営するサービス「54app.jp」の登録者に対し、システム上のトラブルにより複数のメールが送信され、さらにその際、一部登録者のメールアドレスが同報送信先として表示される状態だったと発表した。同社によると、メールが送られたのは1月21日午前9時30分頃。同社ではメール送信先に謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼するとともに、システムの点検と見直しを行った。同社は、今後、同様のミスが起こらないよう細心の注意を払うとしている。
・メールアドレス漏洩についてのお詫び(フィフティーフォー・クリエイティブ)
http://54app.jp/owabi20130121/
◎四国電力、委託業者のパソコンからイベント来場者445名の情報流出
四国電力(本店:香川県高松市)は1月21日、電化住宅イベントの来場者に対するアンケートの一部、445名分が、業務委託先のパソコンからネットワーク上に流出したと発表した。同社によると、1月15日に外部から指摘を受けて調査したところ、アンケート結果のデータ化を委託した業者のパソコンがウイルスに感染し、当該パソコンに保存されていたデータが流出したことが判明した。流出したのは、2004年度から2005年度に同社高知支店、中村支店、須崎営業所管内で開催した電化住宅イベントの来場者445名分のアンケート結果で、氏名、住所、電話番号、家族人数、使用している給湯器や調理器の情報などが含まれている。情報流出の対象者については、個別に訪問して謝罪と説明を行う。同社は再発防止のため、委託先選定の厳格化、委託先への監督徹底などに取り組むほか、社内全事業所と関係会社に対しても、個人情報の適正管理と再発防止に関する指導を行うという。
・委託業者所有パソコンからの個人情報の流出について(四国電力)
http://www.yonden.co.jp/press/re1301/1180955_1968.html
◎アキュラホーム、委託業者が盗まれたHDDに顧客156名の個人情報
住宅建築のアキュラホーム(本社:東京都新宿区)は1月21日、地盤調査業務委託先のサムシング(本社:東京都中央区)千葉支店においてハードディスク(HDD)1台の盗難事故が発生し、当該HDDにアキュラホームの顧客156名の個人情報も含まれていたと発表した。同社によると、1月7日にサムシングから、2012年11月27日に当該HDDの盗難が発覚したと連絡があった。HDDにはサムシングが住宅会社各社から受託したデータが含まれており、アキュラホーム顧客156名の氏名と地盤調査を行った土地の住所、地番も保存されていた。また、そのうち7名については、地盤調査、施工図面等のデータも含まれていた。HDD上のデータは暗号化されており、専用ソフトによる操作とパスワードによるロック解除を行わないとデータは閲覧できない。この件による二次被害は確認されていない。アキュラホームでは該当の顧客に対し、書面と電話で謝罪と状況説明を行っている。同社は、業務委託先会社に対し個人情報の保護と管理における改善を要請するとともに、同社および関係会社においても、個人情報管理の体制を確認し、情報セキュリティの強化に努めるとしている。
・個人情報紛失に関するお詫びとお知らせ(アキュラホーム)
http://www.aqura.co.jp/topics/info/p-info.html