◎静岡病院、夜間救急外来の検査結果表の管理ミスで個人情報1件漏えい
静岡市は2月19日、市立静岡病院の救急外来を受診した患者1名の個人情報が漏えいしたと発表した。発表によると、1月14日午後10時50分頃、救急外来にてB氏が受診後、病院職員がB氏の検査結果表を誤ってA氏のファイルに挟み込んでしまった。同日午後11時12分頃、A氏が外来受診した後、A氏の家族が会計をする際、夜間会計事務受託者がA氏のカルテに挟んであったB氏の検査結果表をA氏のものと思い込み、家族に手渡してしまった。翌15日未明、A氏の家族から「受領書類の中に、B氏の検査結果表が混じっていた」と夜勤職員に電話があり、事態が判明した。漏えいした個人情報の内容は、B氏の氏名、性別、生年月日、抗酸菌培養結果(インフルエンザウイルス保菌判定結果)。同院はA氏に事情説明とお詫びをしてB氏の検査結果表を回収し、B氏にも説明と謝罪をした。市は今回の事故は受診時の検査用紙の整理時、および手渡しした際に氏名の確認を怠ったことが原因であったとし、再発防止対策として氏名確認の徹底や夜間救急外来の業務手順見直しを行うとしている。
・個人情報漏えいについてのお詫び(静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/jiko20130219-1.html
◎大阪府高槻市、収納課職員が徴税吏員証を紛失
大阪府高槻市は2月19日、同市の収納課職員が徴税吏員証を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは今年1月で、紛失判明後、市は速やかに徴税吏員証の無効公告を行い、高槻警察署へ遺失を届け出た。また、徴税吏員証を紛失した職員、担当チームリーダー、所属長である収納課長に対しては、所管部長である総務部長から口頭による厳重注意処分が行われた。市は今後、組織的チェック体制の強化等を行い、再発防止に万全を期していくとしている。
・徴税吏員証の紛失について(お詫び)(大阪府高槻市)
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/kakuka/soumu/syuunou/oshirase/1361238514727.html
◎大阪市立中学、教諭が生徒の個人情報を含むUSBメモリー紛失
大阪市は2月19日、市立玉出中学校(西成区)の教諭が生徒の個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、昨年12月18日午後10時頃、当該教諭が校内での使用に限定されたUSBメモリーを保管用ロッカーから出し、職員室内の共用パソコンで教材作成作業を行った。作業終了後、教頭が帰宅しており保管用ロッカーの解錠ができなかったため、所定の場所に戻さず机上のペンケースに入れ、自身の机の引き出しに納め帰宅した。翌19日に当該教諭がペンケースを確認してUSBメモリーがないことに気づき、探したが発見できなかった。教頭と校長に紛失を報告し、校長は引き続き捜索するよう指示した。教頭は捜索を進めるなかで、USBメモリー内のファイルにはパスワードが設定され、職員室から持ち出されておらず、継続して捜索すれば発見されるだろうと考え、USBメモリーは発見されたと校長に報告してしまった。今年2月6日に校長が再確認したところ、USBメモリーが発見されていないことが分かった。翌7日に教職員に周知し改めて探したが発見できなかった。当該USBメモリーに含まれる個人情報は、1年生全員132名分の英語の成績、女子バスケットボール部員の名簿15名分(名前、住所、電話番号、保護者名)。これらの文書ファイルにはパスワードが設定されている。同校は2月19日に警察署へ紛失届を提出し、同日午後7時より該当保護者にお詫びと再発防止について説明した。市教育委員会は、USBメモリーの管理者不在時のルールが不十分であったことなどの問題を指摘し、当該校に再発防止の徹底を指導した。また、研修を通じて教育公務員としての職責についての自覚を促し、信頼回復に努めていくとしている。
・大阪市立玉出中学校における個人情報を含むUSBメモリーの紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000206671.html
◎AOKI、レジカウンターのシステムトラブルによる伝票作成ミスで顧客情報1件漏えい
衣料の企画販売を行うAOKI(本社:横浜市都筑区)は2月18日、店舗のレジカウンターでシステムの問題により顧客伝票の作成ミスが1件発生し、個人情報の漏えいが発生したと発表した。発表によると、漏えい事故が起きたのは1月6日で、伝票に記載された顧客の個人情報が他の顧客に漏えいした。伝票に記載されていた情報は、顧客氏名、住所、生年月日、メールアドレス。同店は伝票に印字された顧客にお詫びの文書を送り、経済産業省へ報告した。同社はすでにシステムを改善しており、今後二度と同じミスは起きないとしている。
・お客様個人情報漏洩に関するお詫び(AOKI)
http://www.aoki-style.com/info/important/20130218.html
◎西武鉄道、個人情報を記載した磁気定期券等を5件紛失
西武鉄道(本社:埼玉県所沢市)は2月15日、磁気定期券に関する個人情報を紛失したと発表した。発表によると、紛失した個人情報は、2月6日から9日の間に入間市駅で払い戻した磁気定期券に関する個人情報5件。内訳は、名前・年齢・利用区間を記載した磁気定期券を1件紛失し、名前・年齢・利用区間・電話番号・住所を記載した磁気定期券および添付書類4件を紛失している。これらの磁気定期券等が見当たらないことが、2月14日に発覚した。紛失した可能性のある場所を捜索したが、現在のところ発見されていない。これら磁気定期券等の輸送は、入間市駅から同社本社まで運送会社に運送を委託している。同社は2月13日に駅係員から運送会社に引渡したものと認識しており、当該運送会社も捜索を行っている。現在のところ、紛失した個人情報が不正に利用された等の情報は確認されていない。該当顧客には連絡して経緯を説明している。同社は全社員に対し、個人情報の取り扱いに関する重要性の浸透と定着をはかり、とりわけ個人情報の授受について厳正な取り扱いを徹底していくとしている。
・個人情報の紛失について[PDF](西武鉄道)
http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2012/__icsFiles/afieldfile/2013/02/15/20130215irumashi.pdf
◎住宅金融支援機構、顧客情報9名分を記載した書類一式を紛失
住宅金融支援機構(本店:東京都文京区)は2月15日、顧客情報9名分を記載した書類を支店内で紛失したと発表した。発表によると、昨年12月28日、近畿支店(大阪府大阪市)で借入申込関係書類一式が所定の場所に見当たらないことが判明し、その後事務所内を隈なく捜索したが発見されなかった。紛失書類には、9名分の氏名、住所、生年月日、電話番号他が記載されていた。当該書類は同機構内で保管するもので、これまでに外部からの問合せ等の事実もないことから、他の書類を廃棄する際に誤って混入するなどして廃棄した可能性が高いという。当該顧客には事情説明とお詫びをした。今後は全職員に対し改めて注意を喚起し、点検活動等を通じ再発防止に努めていくとしている。
・お客さまの情報が記載された書類の紛失について(住宅金融支援機構)
http://www.jhf.go.jp/topics/topics_20130215jk2.html
◎西東京市、ホームページに3名分の個人情報を誤掲載
西東京市は2月15日、市のホームページに個人情報3件を誤掲載していたと発表した。市によると、2月1日から公開した「生活協力員の募集のお知らせ」のページにおいて、添付されていたエクセルファイル形式の申込書に、個人情報を含むシートが残されたままとなっていた。シートは過去の募集に関するもので、3名分の氏名、住所、電話番号、申請書配布日が記載されていた。2月15日に電話で匿名の指摘があり、事態が判明。市では直ちにページを修正し、当該3名に電話で説明と謝罪を行った。市は今後、ホームページ作成時には複数人でチェックを行うよう徹底するほか、ホームページ掲載の決裁時および検査確認時に、添付ファイルの確認を徹底するとしている。また、今回の事故に関する情報を共有して、再発防止に取り組むという。
・西東京市ホームページにおける個人情報漏えいについて(西東京市)
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/topics/kikaku/hisyo/hp_kojin.html
◎全国健康保険協会愛知支部、健康保険被保険者証の送付ミスで2名の個人情報漏えい
全国健康保険協会(本部:東京都千代田区)は2月15日、愛知支部(名古屋市東区)で健康保険被保険者証の送付誤りが発生したと発表した。発表によると、A事業所へ送付すべき1名分の被保険者証をB事業所へ送付し、B事業所へ送付すべき1名分の被保険者証をA事業所へ送付してしまった。このため、それぞれの事業所社員1名、計2名の個人情報等が漏えいした。原因は、発送委託業者による送付書と被保険者証との突合せ確認の誤りだった。同協会は、誤送付したA、B両事業所を訪問し、お詫びと事情説明を行ない、送付するべき被保険者証を届けた。同協会は、発送委託業者に対し、個人情報の適切な管理と取扱い、仕様書、業務取扱い要領の遵守を徹底する。また、委託業務の実施状況について訪問調査を行い、業務遂行上必要な指導を行うことで再発防止に努めていくとしている。
・被保険者証の誤送付について(事務処理誤り)(全国健康保険協会)
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/13,119422,94,151.html
◎建設コンサルタンツ協会、配信用プログラムのミスでメルアド2582件流出
建設コンサルタンツ協会(本部:東京都千代田区)は2月15日、CALS/EC資格登録者のメール・アドレスが流出したと発表した。発表によると、CALS/EC資格登録者に2月13日、資格制度変更および事務局窓口の変更、新しい登録手続きなど資格制度変更の内容を案内するメールを送信した。この際、メール・アドレスが秘匿配信のBCCではなく、通常一括配信のTOで発信されたため、登録者2769人中の登録メールアドレス2582件が流出した。原因は、メール配信用プログラムのミスだった。同協会では従来、CALS/EC資格制度の情報提供メールは、ファイルを添付しないテキスト文章のみを1件ごとに個別の宛先にプログラム配信していた。しかし、今回の資格制度変更案内メールはファイルを添付する形にならざるをえず、メール容量の関係上、メール配信用プログラムを一括配信用に新しく組み直した。このプログラム取扱い上のミスにより、BCCではなくTOで配信される結果を招いてしまった。流出した情報はメールアドレスのみ。同協会は該当者に個別に謝罪文書を送った。今後は既存の協会個人情報保護方針を徹底しつつ、メール配信は信頼のおけるプログラムを使用し、1件ごとに個別の宛先に配信する方式で行うなど、再発防止に最新の注意を払っていくとしている。
・個人情報流出に関するお詫びとお知らせ(建設コンサルタンツ協会)
http://www.jcca.or.jp/qualification/cals_ec/20130215.html