◎キャリアインデックス、不正アクセス受けユーザー情報5万3095件漏えい
情報サイト開発・運営のキャリアインデックス(本社:東京都目黒区)は2月28日、同社が運営するWebサイト「インディビジョン[派遣]」が不正アクセスを受け、個人情報が漏えいしたと発表した。発表によると、2月21日午前8時頃から翌22日午後7時頃まで、同サイトが不正アクセスによる攻撃を受け、ユーザーの「パソコンのメールアドレス」「携帯のメールアドレス」「パスワード」がサイト攻撃者に不正に取得された。不正取得された件数は5万3095件にのぼる。同サービスではパソコンのメールアドレスをIDとして使用しているため、IDとパスワード(アカウント情報)が流出したことになる。アカウント情報を不正取得した攻撃者により不正ログインされ、ユーザー情報が不正使用される恐れがあるため、同社はログインできない対策をとるとともに、同サービスを停止した。同社は該当ユーザーに個別に連絡している。本件については警察と協力して対応を進めており、調査の完了と安全性の確認がとれるまで、サービス停止を継続する。今回情報が漏えいしたユーザーが同社の関連サービスに登録している場合、攻撃者が不正入手した情報を悪用して他のサービスに不正ログインする可能性もあるとして、同社はユーザーにアカウント情報の変更手続をするよう呼びかけている。また今後、セキュリティ強化に全力を尽くし、信頼回復に取り組んでいくとしている。
・不正アクセスによる個人情報の不正取得に関するお詫びとお知らせ(キャリアインデックス)
http://www.indivision.co.jp/news_releases/6
◎NHK大阪放送局、顧客8名の個人情報を記載した書面紛失
NHKは2月28日、大阪放送局管内で、放送受信料の契約・収納業務を行っていた職員が、個人情報を記載した書面を紛失したと発表した。発表によると、2月14日、大阪市内で、顧客8名の個人情報が記載された書面を紛失した。紛失書面には、顧客の氏名、住所、電話番号や契約内容等の情報が記載されている。警察に紛失届を提出したが、これまでのところ発見されていない。該当顧客には、面談や文書でお詫びと説明をした。NHKは指導を改めて徹底し、個人情報の取り扱いにいっそう注意していくとしている。
・個人情報を含んだ書面の紛失について(NHK大阪放送局)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase130228.html
◎ミサワホーム東関東、業務委託先で顧客23名分の個人情報含むHDD盗難
住宅・不動産事業のミサワホーム東関東(本社:千葉市稲毛区)は2月28日、業務委託先で顧客の個人情報を含むハードディスク(HDD)が盗まれたと発表した。発表によると、昨年11月27日、同社の業務委託先である地盤調査会社のサムシング(本社:東京都中央区)で、サーバーのデータバックアップ用HDD1台が盗まれた。このHDDには、2008年5月から2012年9月までに同社に調査を依頼した顧客23名分の個人情報が保存されている。個人情報の内容は、顧客氏名のみが12件、顧客氏名と工事場所の住所または地番が11件。今年1月14日に同社に盗難事故の報告があり、発覚した。このHDDに保存された個人情報は、専用ソフトウェアによる操作とパスワードによるロック解除を行わないと閲覧できない。現時点で二次被害は確認されていない。同社は該当顧客に電話で事実関係の通知とお詫びをした。1月24日には監督官庁の国土交通省と経済産業省に報告した。再発防止策として、同社は業務委託先に改めて個人情報保護の徹底を周知する。
・個人情報漏えい事故発生のお知らせ[PDF](ミサワホーム東関東)
http://hkanto.misawa.co.jp/pdf/kojinjyouhou.pdf
◎松戸市、個人情報を記載した支出証拠書綴3冊を紛失
松戸市は2月28日、個人情報が記載された書類を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは会計管理者が保管すべき証拠書綴で、2009年度(2010年2月10日、12日、15日支払い分)の3冊。当該書類には、住所、氏名(法人名)、印影、支払口座情報、支払額等の個人情報が記載されていた。これまでに、これらの情報が悪用されたという情報はない。市は、該当者にお詫びの文書を送付した。今後は対策を講じ、再発防止策の徹底を図っていくとしている。
・会計課保管の支出証拠書綴の紛失について(松戸市)
http://www.city.matsudo.chiba.jp/index/shisei/kaikeijouhou/kouhyou.html
◎セブン銀行、4か所のATMでスキミング被害を受けカード情報等が漏えい
セブン銀行(本社:東京都千代田区)は2月28日、同社のATM(現金自動預払い機)で顧客のキャッシュカード番号やクレジットカード番号、暗証番号などの情報がスキミング(小型読み取り装置)などの設置により不正取得された可能性があると発表した。発表によると、2月26日、同行BIGBOX高田馬場ATM(東京都新宿区)の利用顧客から連絡があり、スキミング機、カメラ等の不正設置が発覚した。直ちに警察に通報し、設置されていた当該機器を回収した。同時に、防犯画像を確認するなどの調査を行った結果、他の日や他のATMにおいてもスキミング機、カメラ等の不正設置が確認された。確認された場所は、前記高田馬場ATMのほか、東京メトロ副都心線西早稲田駅ATM(東京都新宿区)、西武池袋本店ATM(東京都豊島区)、豊島南池袋1丁目ATMコーナー(東京都豊島区)の計4か所。設置日時は、1月22日から2月26日の間、それぞれの場所で時間帯が特定されている。4か所で約3200件分の取引データが対象となった。警察がスキミング機を分析した結果、主に海外ATM取引時に使用するデータだけを読み取る仕組みだったという。該当顧客には2月27日からそれぞれの金融機関から順次連絡をし、被害状況の有無について確認するとともに、対応について案内している。セブン銀行口座については同社から連絡している。同社は全国のセブン銀行ATM全台の総点検を行っており、警備体制の見直しを実施し、再発防止に努めるとしている。
・当社 ATM でのキャッシュカードやクレジットカード情報の不正取得被害(スキミング被害)について[PDF](セブン銀行)
http://www.sevenbank.co.jp/corp/news/2013/pdf/2013022802.pdf
◎リブセンス、運営する求人サイトで顧客情報が一時閲覧可能に
求人や不動産分野のインターネットメディアを運営するリブセンス(東京都品川区)は2月28日、運営するアルバイト求人サイト「ジョブセンス」でシステム障害が発生し、一時的に顧客情報が同時間帯に利用していた他の顧客から閲覧可能となる不具合が発生していたと発表した。発表によると、2月27日午後4時30分、顧客から電話で不具合に関する問合わせがあり、同社のシステム開発担当者が障害発生を確認した。同4時55分、サイトへのアクセスを一時遮断し、障害状況の把握と原因追究、不具合への対応を図った。同7時52分、不具合への対応を完了し、安全を確認の上、サイトを復旧しサービスを再開した。その後の調査によると、閲覧可能となった情報は、ジョブセンスを利用している企業最大444社459名の個人情報(企業名、氏名)、および障害発生時にジョブセンス経由でアルバイト求人へ応募した求職者最大1673名の個人情報(氏名、性別、電話番号、現在の職業、メールアドレス)。現時点では、これら個人情報の不正流用等の事実は確認されていない。同社は、該当する企業担当者には、メールもしくは電話で詳細と対応について報告している。該当する求職者には、不審点や不明点の問合わせ先を提示している。また今後、システム運用における異常発生への定期的な監視体制の強化など、再発防止に努めるとしている。
・システム障害による個人情報漏洩のお詫びとお知らせ[PDF](リブセンス)
http://111.221.61.129/announcements/6054/140120130228093397.pdf
◎Cyg art gallery、メール誤送信で顧客104名のメアド流出
東北の作家に焦点を当てた企画展を行うギャラリーのCyg art gallery(岩手県盛岡市)は2月27日、メール誤送信で顧客のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、同日午後2時27分頃、3月1日から行われる展覧会の案内メールを、顧客104名に送信した。その際、スタッフの不注意により、メールアドレスをBCC欄に入力せず、誤って宛先欄に入力して送信したため、104名のメールアドレスが他の受信者に見える形で送信された。また、送信元は同ギャラリーのスタッフ専用アドレスではなく、別のアドレスに設定されていた。送信後の午後3時47分頃、104名全員に対しメールでお詫びと誤送信メールの削除を依頼した。誤送信メールに含まれていた顧客情報は、メールアドレスと登録氏名のみで、その他の情報は含まれていない。同ギャラリーは今後、作業手順の見直しを行うとともに、個人情報保護に関する教育をすべてのスタッフに対し徹底するとしている。
・メール誤送信のお詫びについて(Cyg art gallery)
http://cyg-morioka.com/0227.html
◎デュートロン・ジャパン、メルマガの設定ミスで顧客の送信メールを購読者に誤配信
計測器を取り扱うデュートロン・ジャパン(本社:埼玉県さいたま市)は2月27日、顧客が送信した電子メールが同社メールマガジンで誤って購読者に配信される事故があったと発表した。発表によると、誤配信が発生したのは同日午後12時31分頃。顧客が受信したメールマガジンへ返信した場合は、誤配信は発生しない。受信メールマガジンの宛先アドレスを指定してメールを送信した場合に限り、メールマガジン登録者に当該メールが誤って配信される設定となっていた。現在はこの設定ミスは修正されている。同社は業務手順の見直し、情報管理の取扱いを厳格にするとともに、社員およびスタッフのセキュリティ意識を高め、再発の防止に努めるとしている。
・メール誤配信についてのお詫び(デュートロン・ジャパン)
http://www.dewejapan.com/news/news_20130227.html
◎秋田銀行、全店調査でのべ3万8480名の顧客情報を記載した文書の紛失判明
秋田銀行(本店:秋田市)は2月27日、顧客情報を含む内部管理資料の保存状況について全店調査を行った結果、70部店で調査資料の一部を紛失していたと発表した。全店調査は、県内営業店で文書紛失が発生したことを受けて行った。紛失があったのは、本部の事務統括部、リテール営業部のほか68か店で、顧客数はのべ3万8408名 (一部推計を含む)。文書は伝票簿(新規、解約、入金、払出、振込、税金・公共料金等納付依頼書等)や伝票簿分冊(振込依頼書)など74種類にわたり、記載されている主な顧客情報は、氏名、住所、電話番号、生年月日、口座番号などで、ID/パスワード情報は含まれていない。内部調査の結果、行内で保存期限前に誤廃棄した可能性が高く、外部へ情報が流出した懸念は極めて低いという。これまでのところ、本件に関して顧客情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせもない。同行は今後、情報管理を強化徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・お客様情報の紛失について(秋田銀行)
http://www.akita-bank.co.jp/news/news_release/25022701.htm