◎大阪市立特別支援学校、生徒1名の個人情報含む書類をタクシー内に置き忘れ紛失
大阪市は4月30日、市立難波特別支援学校(同市浪速区)において、高等部生徒1名の個人情報を含む資料「個別の教育支援計画」(写し)が学校外に漏えいしたと発表した。市によると、4月25日、生徒宅へ40歳代と20歳代の担任2名が家庭訪問を行い、訪問終了後に2名でタクシーに乗車。40歳代の教員が、車内に当該書類の入ったクリアファイルを置き忘れた。教員は降車後に置き忘れに気付いたが、タクシーの会社名を覚えておらず、領収書も受け取っていなかったため、学校に連絡。タクシーセンターにも連絡し、近くの交番にも届け出た。同書類には、生徒氏名、連絡先、障がい状況が記載されている。市教委では当該校に対し、個人情報の管理について、校内規定の点検と管理の徹底を指導するという。各校に対しても、個々の教員が管理する個人情報を必要最小限とするとともに、個人情報の取り扱いについて徹底を図るよう指導し、再発防止に努めていくとしている。
・大阪市立難波特別支援学校における「個別の教育支援計画」(写し)紛失による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000217703.html
◎神戸市立中、車上荒らしで生徒の個人情報含む指導手帳や記憶媒体が盗難
神戸市教育委員会(神戸市中央区)は4月30日、市立中学(東灘区)の教諭が車上荒らしにあい、生徒の個人情報を含むカバンを盗まれたと発表した。翌5月1日付けの産経新聞によると、教諭は4月26日午後11時半頃、同校から帰宅途中に立寄った銭湯の駐車場に車を止めた。約1時間後に駐車場に戻ったところ、車の窓ガラスが割られ、車内に残していたカバンが盗まれていた。カバンには、指導手帳(生徒の氏名やテストの点数等を記載)、生徒の写真データを保存した記憶媒体が入っていた。紛失した生徒の個人情報は約180人分で、現在までのところ、関連しての被害の発生は確認されていない。教諭は警察署に盗難届を提出し、生徒や保護者に謝罪した。市教委は、生徒の個人情報を記録媒体に保存したり持ち出したりすることは禁止しているが、紙の資料については規則がなかった。市教委は今後、紙の資料も含めて個人情報保護を徹底するとしている。
・神戸市教育委員会
http://www.city.kobe.lg.jp/child/education/
◎NTTドコモの米国子会社から「DOCOMO USA Wireless」利用者の情報403件が流出
エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ、本社:東京都千代田区)は4月27日、米国子会社であるNTT DOCOMO USA(ドコモUSA)が提供している米国現地向けの携帯電話サービス、「DOCOMO USA Wireless」の一部利用者について、外部からの不正アクセスにより個人情報が流出したと発表した。同社によると、流出が判明したのは4月26日(米国現地時間)。この件においてNTTドコモの顧客情報は流出していない。今回流出したのは、ドコモUSAワイヤレスの申込みをドコモUSAのオンライン受付サイトで行った顧客の氏名、住所、生年月日、メールアドレス、クレジットカード情報403件と、申込みを一部店舗で行った顧客の電話番号、利用プラン、アカウント番号など1805件。ドコモUSAでは、該当の顧客に個別に連絡をとり、今後の対応方法を知らせている。
・「DOCOMO USA Wireless TM」をご契約している一部のお客様の個人情報流出について(エヌ・ティ・ティ・ドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/130427_00_m.html
◎大阪府が大阪市に依頼した調査の回答文書が所在不明に、個人情報2名分
大阪府は4月26日、産業廃棄物処理業の許可申請の審査にあたり、申請者等の欠格要件確認のために大阪市平野区役所に照会を行ったが、これに対する回答文書が所在不明となったと発表した。発表によると、府では3月27日に申請者2名に関する調査を依頼し、平野区役所では29日に回答文書を作成。回答が届かなかったため府が4月22日に区役所に問い合わせを行い、当該文書が所在不明となっていることが判明した。文書には、氏名、本籍、生年月日、欠格要件該当の有無が記載されている。府と区の担当者が、該当者を訪問して経緯を伝え、謝罪した。府では再発防止のため、発送と受け取りを一括して管理する記録簿を新たに作成し、収受状況確認担当者を設けるという。大阪市でも今後、調査結果の回答文書の発送時には、発送の確認を複数人で行うなどの事務改善を図るという。
・廃棄物処理法に基づく申請者等の要件確認文書(個人情報含む)の所在不明について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=13269
◎バイヤーズスタイル、メールをTOで送り顧客のメールアドレス流出
不動産売買を行うバイヤーズスタイル(本店:東京都板橋区)は4月26日、顧客にメールをTOで送り、メールアドレスが流出したと発表した。同社によると、同日午後4時19分頃、電子メールによる物件情報を請求した顧客に対し、現地販売会開催の案内メールを送ろうとして、BCCで送るべきところを誤ってTOで送った。流出した情報はメールアドレスのみ。送信直後に該当の顧客へメールで事態を報告して謝罪し、当該メールの削除を依頼した。同社は、メールの一斉配信に際し、個々のメールアドレスを表示しない状態で送信することを周知徹底するとしている。
・「メールアドレス流出」に関するお詫びとお知らせ(バイヤーズスタイル)
http://buyers-style.jp/news/detail.php?page_id=605
◎早稲田大学、成績通知書2通を誤送付
早稲田大学(本部:東京都新宿区)は4月26日、同大学スポーツ科学部において、在籍者の保証人へ送る成績通知書の一部を誤って他の保証人に送ったと発表した。発表によると、4月11日、同学部在学生の保証人に対し、2012年秋学期までの成績に関する通知書を送ったが、この際、誤って他の保証人宛の通知書を同封して送付する事態が2件発生した。1件は保証人から、もう1件は在学生から連絡があって判明した。同学部では、当該学生と各保証人に事実を報告して謝罪した。今後、教職員等に対し、個人情報の適切かつ安全な管理および取扱いについての指導を徹底し、再発防止に努めていくという。
・成績通知書の誤送付に関するお詫び[PDF](早稲田大学スポーツ科学部)
http://www.waseda.jp/sports/supoka/news/130426_seiseki.pdf
◎大阪市立小学校、1クラス27名分の児童調査書紛失
大阪市は4月26日、市立加美北小学校(同市平野区)において、4月23日午後4時30分頃、児童の個人情報が記載された児童調査書を紛失していたことが判明したと発表した。市によると、1年2組の担任が同調査書を使用するために職員室内の保管場所を見たところ、見当たらなかった。職員室や教室等を探したが見つからず、その後、全教職員で校舎内や校舎周辺も探したが見つからなかったため、26日、平野警察署に遺失届を提出した。紛失した児童調査書は1クラス27名分で、緊急連絡先や家族構成、家から学校までの道順等が記載されている。対象学級の保護者には、26日に行った学級懇談会で校長と学級担任から経過説明と謝罪を行い、欠席家庭については夕刻から家庭を訪問して説明と謝罪を行った。市教委では当該校に対し、個人情報の管理について、校内規定の点検と管理の徹底を指導するという。各校に対しても、個人情報の取り扱いについて周知徹底を図り、管理の徹底と意識の向上について指導を行うなどして、再発防止に努めていくとしている。
・大阪市立加美北小学校における個人情報の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000217611.html