◎三菱東京UFJ銀行、6万7000人分の個人情報資料を紛失
三菱東京UFJ銀行(本店:東京都千代田区)は5月13日、72の店舗で約6万7000人分の顧客情報を紛失していたと発表した。同行によると、紛失したのは、預金通帳や証書を紛失した顧客が銀行に申し出る際の届出書で、事務処理完了後に保管していたもの。顧客名、住所、電話番号、口座番号等が含まれている。行内で誤廃棄した可能性が高く、外部へ情報が流出した可能性は極めて低いという。情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせは入っていない。同行は、情報の保管管理を強化して再発防止に努めていくとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](三菱東京UFJ銀行)
http://www.bk.mufg.jp/news/news2013/pdf/news0513.pdf
◎TOHOシネマズ橿原、個人情報含むポイントカード入会申込書41件を運送会社が紛失
映画館運営のTOHOシネマズ(本社:東京都千代田区)は5月13日、TOHOシネマズ橿原(奈良県橿原市)において、顧客が記入したシネマイレージカード入会申込書をデータ集約等のため外部に発送したところ、運送を請け負ったヤマト運輸において紛失した可能性があると発表した。同社によると、紛失したのは4月22日から28日までの間に同劇場で入会申し込みをした顧客の申込書で、41件。氏名、フリガナ、住所、電話番号、メールアドレス、性別、生年月日、劇場までの交通手段が含まれている。同社は、心当たりのある顧客は、今後の対応等について説明したいので同劇場に問い合わせてほしいとしている。
・個人情報紛失についてのご報告(TOHOシネマズ)
http://www.tohotheater.jp/news/kashihara.html
◎国交省日光砂防事務所、個人情報30名分含む緊急連絡票紛失
国土交通省日光砂防事務所(栃木県日光市)は5月10日、同事務所の職員が災害協定会社の緊急連絡表が入った鞄を電車内で遺失し、関係者30名の電話番号等の個人情報が流出したおそれがあると発表した。同事務所によると、鞄を遺失したのは5月8日午後9時41分頃。日光警察署に遺失届を提出し、JR東日本に問い合わせをしている。該当者には報告と謝罪を行った。同事務所は、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律の趣旨に則り管理を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報の遺失に関するお詫びと報告について(国土交通省日光砂防事務所)
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/nikko_00000017.html
◎国土地理院、メール誤送信でメルアド162名分流出
建設省の付属機関で国土の測量と基本図を作成する国土地理院(茨城県つくば市)は5月10日、メールの誤送信で162名分のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、5月10日午後1時36分頃、同院測地部物理測地課で、ホームページに掲載してあるジオイドモデル「日本のジオイド2011+2000」をダウンロードした実績のある利用者162名に対し、ジオイドモデルファイルのデータ形式の不備を詫びる連絡メールを送信した。その際、送信先メールアドレスが表示される形で送信してしまった。同課は直ちに送信先の162名に対し報告とお詫びのメールを送信するとともに、当該メールの削除を依頼した。同院は今後、対外的に複数の対象にメールを送る際は、必ずBCC形式で行うことを徹底し、チェック体制を整えるなど、再発防止に努めるとしている。
・メールアドレス表示に関するお詫びとお知らせ(国土地理院)
http://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/buturisokuchi60002.html
◎富山県立高校、教諭が車上荒らしで個人情報410人分含むUSBメモリー盗難
富山県教育委員会は5月10日、県立高校の教諭が生徒や卒業生の個人情報を含むUSBメモリーを盗まれたと発表した。富山県の地上波テレビ放送局チューリップテレビの同日の報道によると、教諭は5日午後、休日出勤で学校に向かう途中、公園の駐車場に車を停めて近隣でジョギングをしていた。その間に車上荒しにあい、USBメモリーが入った鞄を盗まれた。USBメモリーの中には、教諭がこれまでに担任や部活動の顧問をした生徒や卒業生410人分の個人情報(名前、住所、電話番号、成績など)が保存されていた。教諭がUSBメモリーを自宅に持ち帰っていたのはテスト問題を作るためで、過去に保存した個人情報を消し忘れていたという。現在までのところ、これらの個人情報が外部に漏えいした事実は確認されていない。県教委は2007年に県立学校における個人情報の管理指針を定め、当該高校も指針に基づいて生徒の個人情報を校外に持ち出さないこと等を決めていた。持ち出す場合は許可を得ることになっていたが、教諭は許可を得ていなかった。県教委はすべての学校に対して個人情報の管理の徹底を指導するとしている。
・富山県教育委員会
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/3003/
◎市立岸和田市民病院、手術データ999人分を含む看護師の私有ノートPC紛失
市立岸和田市民病院(大阪府岸和田市)は5月10日、看護師が個人で所有するノートパソコン1台を紛失したと発表した。発表によると、紛失していることが判明したのは5月2日午後6時頃で、現在も見つかっていない。看護師の自宅が空き巣被害にあった可能性があるため、警察署へ被害届を提出している。当該パソコン内には外科・消化器外科の手術部位感染データ999人分の医療情報が記録されていた。記録項目は、患者番号、年齢、性別、病名、術式、入院・手術日、病棟、術者(医師名)、介助者(看護師名)、手術時間、手術部位感染発生の有無。容易に個人を特定できる情報(氏名、住所、生年月日等)は含まれていない。同院は今後、関係職員に厳正に対処するとともに、病院全職員に対して情報の適切な取り扱いについて指導し、再発防止に向けた対策を講じていくとしている。
・医療情報を保存したノート型パソコンの紛失に関するお知らせとお詫び(市立岸和田市民病院)
http://www.kishiwada-hospital.com/archives/2071
◎古着ショップ「RAGTAG」に不正アクセス、3万568名分のメアドやパスワード等流出
古着のオンラインショップ「RAGTAG Online」などを運営するティンパンアレイ(本社:東京都中央区)は5月9日、同社が利用しているサーバーが不正アクセスを受け、「RAGTAG Online」「RAGTAGお買い取りWEBサイト」「R cafe Online」「r cleaning WEBサイト」の会員情報3万568名分が流出したと発表した。同社によると、業務を委託している外部のサーバー管理業者から、サーバーが不正アクセスを受けて会員の情報が流出したと連絡があった。流出したのは、5月7日深夜1時59分までにWebから登録を行った会員3万568名のメールアドレス、パスワードと、一部会員のID。不正アクセスがあったのは5月6日午後11時から7日1時59分までの間で、SQLインジェクション攻撃の可能性が高いという。問題のあったプログラムは修正し、システムのセキュリティも強化した。また今後、データベース内に保存されたパスワードは暗号化し、外部機関によるセキュリティ安全性診断等も行うという。
・不正アクセスによるお客様情報流出に関するお知らせ(ティンパンアレイ)
http://www.ragtag.jp/misc/news/130509.html
◎宇治市、介護認定調査員が調査資料1枚を強風で飛ばされ紛失
京都府宇治市は5月9日、要介護認定調査の調査票が強風で飛ばされ、1枚を紛失したと発表した。市によると、5月7日、要介護認定調査を行うために介護認定調査員が調査先を訪問し、対象者の自宅前で鞄から調査票の入ったクリアフォルダーを取り出して、住所の再確認をしたところ、強風にあおられてフォルダー内の資料10枚すべてが飛ばされた。急いで回収したが3枚が見つからず、調査員は市介護保険課に連絡。同課職員とともに捜索を続け、2枚は回収したが、1枚が見つからなかった。警察に遺失届を提出済み。対象者については訪問の上、謝罪した。同課は、屋外での書類取り扱いに慎重さを欠いたことが紛失の原因だとし、今後、個人情報の取り扱いについて注意を喚起して、日常のあらゆる場面で細心の注意を払うよう徹底していくとしている。
・要介護認定調査に係る資料の紛失事案について(お詫び)(宇治市)
http://www.city.uji.kyoto.jp/0000011465.html
◎ディノス、ショッピングサイトの1万5000アカウントに不正ログイン
通信販売大手のディノス(本社:東京都中野区)は5月8日、運営するオンラインショッピングサイトが不正アクセスを受け、不正ログインが行われたと発表した。9日には発覚の経緯と同社の対応について詳報した。それによると、5月8日午前9時半、ログイン認証ページに対する異常なアクセス数を確認し、調査の結果、5月4日から複数のIPアドレスから約111万件の不正なアクセスがあり、約1万5000件のアカウントに不正ログインが行われたことが判明した。お客様情報ページ(顧客の氏名、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスなどが登録されている)への不正アクセスは確認されていない。同社は該当IPアドレスからのアクセスを遮断して監視を強化。不正ログインを受けた約1万5000アカウントにはログインロックを施し、顧客にパスワード変更を依頼した。約111万件の不正アクセスは、他社サービスから流出したID・パスワードを試行したものと推測されている。同社は今後、モニタリングを強化すると共に、全顧客に対しパスワードの厳格化を依頼することで安全性の向上を図っていくとしている。
・【重要】セキュリティ強化のためのパスワード変更のお願い[PDF](ディノス)
http://www.dinos.co.jp/guide/info/pdf/20130508-1.pdf
【重要】弊社運営のオンラインショッピングサイトへの不正ログイン被害について※セキュリティ強化のためのパスワード変更のお願い(第二報)[PDF](ディノス)
http://www.dinos.co.jp/guide/info/pdf/20130509.pdf
◎日本宗教学会、学術大会参加申込みページで申込者情報24名分が閲覧可能に
日本宗教学会は5月7日、第72回学術大会のオンライン参加申込み完了ページで、他の申込者の個人情報が閲覧できる状態となっていたと発表した。同会によると、5月5日に申込者から、参加申込フォームの回答完了画面からリンクをたどると、他の申込者の情報が閲覧できるとメールで指摘があった。同学会ではこのメールを翌6日の午後10時30分に確認し、ただちに当該ページの設定を変更して情報が閲覧できないようにした。参加申込の受付開始前に、スタッフ内で確認作業を行うために一時的に回答データを閲覧可能に設定したが、この設定を変更しないまま受付を開始してしまったという。問題のあった期間に参加を申し込んだのは24名で、当該24名間で氏名、住所、電話番号、メールアドレスが閲覧可能となっていた。該当者には謝罪して上記の経緯を報告し、閲覧したデータのコピーがあれば廃棄してほしいと依頼した。同学会は、再発防止のため、細心の注意を払っていくとしている。
・大会参加申込完了ページからの個人情報漏洩に関するお詫びとご報告(日本宗教学会)
http://jars2013.wordpress.com/2013/05/07/apology/