◎尾道市立幼稚園、園児15名の個人情報含む記録を紛失
広島県尾道市は8月10日、市立木ノ庄東幼稚園において、園児15名の個人情報が含まれる「指導の記録」1冊を紛失したと発表した。市によると、紛失した「指導の記録」には、4歳児クラス15名の氏名、生年月日、出欠状況、発育測定や健康診断の結果、集金状況が記載されており、2名については住所、電話場号、保護者氏名と続柄も含まれている。担任が7月17日に「指導の記録」に記録を行った後、同19日に紛失に気付いた。市教育委員会に報告があったのは8月7日で、同9日、担任が警察に遺失物届を提出した。10日、保護者説明会を行う。市教育委員会は、個人情報保護および適正な文書管理について指導の徹底を図り、再発防止に万全をつくすとしている。
・尾道市立木ノ庄東幼稚園での個人情報の紛失について(尾道市)
http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/www/info/detail.jsp?id=5198
◎早稲田大学、Googleグループ通じ学生等の個人情報漏えい
早稲田大学(本部:東京都新宿区)は8月10日、大学院日本語教育研究科・日本語教育研究センターの助手が業務に利用していたGoogleグループを通じて、4月2日から個人情報が漏えいしていたと発表した。発表によると、漏えいしたのは、2013年度同科新入生の氏名、学籍番号、メールアドレスと、同大学日本語教育学会会員の氏名、所属研究室、会費支払状況、同会運営委員の氏名とメールアドレス、同会からのメール往返信。8月9日に外部から指摘を受け、直ちに関係者以外は掲載内容にアクセスできないよう設定を変更した。漏えいの該当者にはメールやホームページを通じて事実を報告し、謝罪した。同大学は、教職員を対象に、情報セキュリティ等に関する研修システムの受講を徹底するとしている。また、情報セキュリティに重大な支障をもたらすと懸念される状況に関する情報を適宜、教職員や学生等に提供し、再発防止に努めていくという。
・「Google グループ」を通じた個人情報の漏えいに関するお詫び[PDF](早稲田大学大学院日本語教育研究科)
http://www.waseda.jp/gsjal/dat/information/google_owabi.pdf
◎ベネッセ、個人情報含むアンケート用紙379枚を宅配会社が配送途中で紛失
通信教育、出版などのベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市)は8月9日、顧客情報を記載した書類が宅配便での配送途中で所在不明になったと発表した。発表によると、同社が刊行する雑誌『初めてのたまごクラブ』2013年秋号の記事制作のため、今年4月に記入式アンケートを実施した。この回答アンケート用紙を編集委託先から同社編集部に、大手宅配会社を利用した返送した。同社編集部は8月5日、アンケート用紙が予定どおり到着していないことを確認し、宅配会社に問い合わせた。翌6日に宅配会社より、宅配便を受け付けたが発見できない旨の第一報があった。その後、捜索を継続していたが、8月9日時点で発見できていない。紛失したアンケート用紙は379枚(379名分)あり、顧客の氏名、年齢、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスのほか、アンケート項目の回答内容が含まれている。この件に関連すると想定される二次被害についての報告は、これまでのところ確認されていない。同社は捜索を継続するとともに、該当顧客に書面でお詫びと経緯を伝えた。同社は再発防止に向けて全社を挙げて取り組むとしている。
・お客様の個人情報の取り扱いに関するお詫びとお知らせ(ベネッセコーポレーション
http://blog.benesse.ne.jp/info/corp/2013/08/post-2.html
◎GREEで不正ログイン3万9590件、顧客情報が閲覧されたおそれ
ソーシャル・ネットワーキング・サービスのGREEを運営するグリー(本社:東京都港区)は8月8日、GREEで不正ログイン3万9590件が発生し、顧客情報を閲覧された可能性があると発表した。同社によると、8月5日にログイン失敗件数の急増を確認し、顧客以外の第三者による不正ログイン試行を検出したため、調査を開始した。不正ログインが行われた期間は7月25日から8月5日までで、不正に閲覧された可能性のあるのは、顧客の氏名、ニックネーム、携帯メールアドレス、都道府県、生年月日、性別および、コイン履歴情報。対象のアカウントについては利用を一時停止し、メールで通知した。同社ではこの件を、他社サービスから流出したメールアドレス/パスワードを利用した、不正なアクセスだとみている。同社は、セキュリティ体制の強化に努めていくとしている。
・「GREE」への不正ログインに関するご報告(グリー)
http://corp.gree.net/jp/ja/news/press/2013/0808-02.html
◎千葉県社会福祉協議会、個人情報を含む郵便物が盗難にあい一時紛失
千葉県社会福祉協議会は8月7日、同協議会宛ての郵便物が盗難にあい、個人情報を含む書類が一時外部に持ち出されたと発表した。発表によると、盗難があったのは7月20日で、その後、千葉中央警察署が郵便物を発見し、全ての書類を直ちに回収することができたという。同会は、各市町村社会福祉協議会が行う福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)で、見守り・調査をしている。その利用者の住所・氏名などが、盗難にあった書類に含まれていた。同会は、該当する利用者へ事情説明とお詫びをした。また、利用者に対して外部からの不審な接触を防ぐため、見守り活動を強化していくことを決定し、7月24日から実施している。また、千葉県社会福祉センターの施設管理者として、郵便物の管理、建物の防犯対策の強化を図り、再発防止に努めるとしている。
・郵便物盗難による個人情報の一時紛失のお詫び[PDF](千葉県社会福祉協議会)
http://www.chibakenshakyo.com/20130807.pdf
◎NHK横浜放送局、個人情報含む受信料の帳票3枚を紛失
NHKは8月7日、横浜放送局で、放送受信料の帳票を紛失したと発表した。発表によると、7月12日、横浜放送局で同一の顧客から取得した帳票3枚を紛失していることがわかった。帳票には顧客の氏名、住所、電話番号が記載されている。営業部内をくまなく探しが、これまでのところ見つかっておらず、誤って廃棄したものと思われるという。該当顧客には説明とお詫びをした。NHKは、再発防止のため、指導を徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(横浜放送局)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase130807.html
◎じゃらんnetで不正ログイン2万7620件、顧客情報が閲覧されたおそれ
宿泊予約サービスのじゃらんnetを運営するリクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区)は8月7日、同サイトにおいて、第三者が外部から不正に取得したID/パスワードを使った、不正ログインが確認されたと発表した。同社によると、複数の顧客から自分のID/パスワードでログインできないと問い合わせがあり、調査したところ、8月5日に事態が判明した。不正ログインが行われていたのは2月14日~16日、6月3日~15日の期間で、2万7620件のIDについて、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、予約履歴が閲覧された可能性がある。該当者には個別に連絡のうえ、パスワードの再設定を依頼している。同社は、不正ログインの予防、検知の強化を行い、再発防止に取り組むとしている。
・じゃらんnetへの「なりすましログイン」検知のご報告とパスワード変更のお願い(リクルートライフスタイル)
http://www.jalan.net/jalan/doc/howto/kokuchi130807.html
◎奈良県、土地所有者54名の情報がホームページで閲覧可能に
奈良県は8月7日、古都保存法による土地の買い入れをめぐり、土地所有者54名の情報が県のホームページ(以下、HP)で閲覧可能になっていたと発表した。県によると、買い入れ予定地の不動産鑑定評価業務について、7月11日に入札仕様書をHPで公開したが、この際、土地所有者の氏名と対象地の地番を記載した部分も誤って公開した。8月5日に通報があり、県では直ちに仕様書をHPから削除。翌日、対象者に電話で謝罪し、謝罪文を送付した。県は再発防止のため、HPに掲載する際は個人情報が含まれていないか十分確認することとし、個人情報を含む情報の取り扱いについては、厳正にチェックできる体制を整えるとしている。
・古都法による買入予定地に関する「買入申出者の氏名」及び「買入対象地の地番」の流出について[PDF](奈良県)
http://www.pref.nara.jp/secure/105073/kojinnjouhoujiko.pdf