◎かんぽ生命保険、顧客情報3000名分含むノートや手帳紛失
かんぽ生命保険は9月26日、習志野郵便局(千葉県習志野市)において、顧客情報を含むノートや手帳の紛失が判明したと発表した。同社によると、紛失したのは2009年4月から2011年7月まで社員が営業活動に使用していたノート5冊と、2009年4月から2013年3月まで社員が訪問予定を記録していた手帳4冊。顧客の氏名、住所、生年月日、電話番号、保険料額、保険金額等の情報が3000名分含まれている。紛失物のうちノート1冊は社外で発見されたが、それ以外のノート4冊と手帳4冊については社内で廃棄した可能性がある。同社は、情報が外部に漏えいしている可能性は低いとみているが、社外への流出も完全には否定できないとしている。これまでに本件に関係するとみられる照会はなく、第三者からの不正な要求等が疑われるような事象は発生していない。同社は、顧客情報の管理を強化し、再発防止に努めていくとしている。
・お客さま情報の紛失について(かんぽ生命保険)
http://www.jp-life.japanpost.jp/aboutus/press/2013/abt_prs_id000664.html
◎三重県、企業関係者461名の情報含むファイルをメールで誤送信
三重県雇用経済部は9月25日、11月7日と8日に開催予定の「第11回リーディング産業展みえ」で行う「提案型商談会」への参加企業を募集するため、県内企業の購買・開発担当者等461名にメールを送った際、当該メール送信先の企業名、部署名、担当者名、メールアドレスが記載されたファイルを誤添付したと発表した。県によると、メールを送ったのは9月20日午後5時39分。もともと添付する予定の他のファイル3点と一緒に当該ファイルを添付してしまった。同日午後8時頃に事態に気付き、午後10時15分、メール送信先すべてに対し削除依頼と謝罪のメールを送った。また、翌21日から全メール送信先に電話をして、あらためてメールの削除依頼と謝罪を行っている。同部は、部内において今回の事案の経過と背景の情報共有を図り、あらためて注意喚起を行うとともに、再発防止策を徹底していくとしている。
・企業関係者メール送信先リストの誤送信について(三重県)
http://www.pref.mie.lg.jp/D1KOYOKEI/app/details/index.asp?cd=2013090322
◎NAAリテイリング、社員が著名人のカード伝票を撮影しtwitterに投稿
空港内で免税店を運営するNAAリテイリング(千葉県成田市)は9月22日、同社店舗を利用した著名人のクレジットカード伝票を店舗スタッフが携帯電話で撮影し、twitterに掲載したとして謝罪した。16日に来店し商品を購入した著名人のカード伝票を店員が撮影し、別の店員がこの画像をtwitterに投稿したという。画像は当該著名人のサインとカード番号の一部が分かる状態だった。同社は、全社員に対しコンプライアンスの重要性を認識させるとともに、個人情報保護の取扱いについて徹底するなど社員教育を強化し、全社を挙げて再発防止に万全を期すとしている。
・お詫び[PDF](NAAリテイリング)
http://www.fasola.jp/0922.pdf
◎名古屋大学法学部、学生への連絡メールをTOで送信し個人情報141名分流出
名古屋大学(名古屋市千種区 )は9月20日、メールの誤送信で学生の個人情報が流出したと発表した。発表によると、9月12日午後3時30分頃、同大法学部から学生141名に対し、事務連絡のメールを送信した。その際、BCCで送信すべきところ、誤ってTOで一斉送信したため、学生宛に届いたメールの宛先欄に、他の学生の氏名、学年、メールアドレス等が表示された。同大はメールを受け取った学生に対し、お詫びと当該メールの削除を依頼した。同大は改めて職員に対し、個人情報の管理・運用について徹底した注意喚起を行う。職員の規律を高め、各種個人情報の保護対策を強化し、再発防止に努めるとしている。
・学生個人情報の誤送信について(名古屋大学)
http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20130920.html
◎テレコムスクエア、不正アクセスで顧客情報最大9万7438件が流出
携帯通信機器のレンタルを行うテレコムスクエア(本社:東京都千代田区)は9月20日、サーバーが不正アクセスを受け、カード情報を含む顧客情報が流出したと発表した。同社によると、特定の法人用に専用Webサイトを提供していたサーバーからは4月24日~30日に、また、決済代行会社と通信をするサーバーからは2月5日に情報が流出した。流出した情報は最大で9万7438件。法人専用サイト利用者については社名、部署、氏名、住所、メールアドレス、電話番号、カード名義人、カード番号、有効期限が、また、2012年6月1日~10月14日に「www.telecomsquare.co.jp」から申し込みをした人と、2012年10月15日~2013年2月5日に宅配便または空港の返却BOXで返却をした人については、カード番号と有効期限が流出したおそれがある。8月1日にカード会社から連絡を受けて調査を行った結果、事態が判明した。これまでにカード270枚の不正利用が報告されている。流出の該当者にはメールで連絡する。同社では再発防止のため、サーバーを自社運営に切り替えたほか、ネットワークレベルの利用侵入防止ツールとアプリケーションレベルの不正利用防止ツールを導入。運用に携わる人員の意識改革やスキル向上の取り組みも行っていくという。
・不正アクセスによるお客様情報流出のお知らせとお詫び(テレコムスクエア)
http://www.telecomsquare.co.jp/info/info20130920cs001.html
http://www.telecomsquare.co.jp/info/info20130920cs011.html
・『不正アクセスによるお客様情報流出のお知らせとお詫び』に関する一部訂正(テレコムスクエア)
http://www.telecomsquare.co.jp/news/details.php?id=143
◎NHK、奈良放送局で2枚、福井放送局で1枚の帳票を紛失
NHKは9月20日、2件の個人情報漏えいを発表した。1件は奈良放送局で9月9日、顧客から受領した帳票2枚を紛失していることが判明した。もう1件は福井放送局で9月12日、顧客から受領した帳票1枚を紛失していることが判明した。いずれも紛失した帳票には、顧客の名前、住所、電話番号が記載されている。また両局ともくまなく探したが発見できず、誤廃棄したものと推定されている。当該顧客にはお詫びと説明をした。NHKは今後、指導を改めて徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(奈良放送局)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase130920.html
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(福井放送局)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase130920-2.html
・お知らせとお詫び
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase130920-2.html
◎日本海信用金庫、顧客情報2033件含む依頼票紛失
日本海信用金庫(本店:島根県浜田市)は9月20日、同金庫国府支店において6月21日、顧客情報を記載した2012年度の依頼票43冊の紛失が判明したと発表した。同金庫によると、紛失した依頼票には、顧客の氏名、取引種類、口座番号、取引金額等が2033件含まれているとみられる。同支店では6月6日に保存期間経過分の書類をシュレッダー廃棄処分にしており、この際に誤って当該依頼票を廃棄してしまった可能性が高いという。本件に関する外部からの問い合わせはなく、情報が外部に漏えいした可能性は極めて低いという。同金庫は、再発防止に向け厳正に文書等を管理し、顧客情報の適正な管理に取り組んでいくとしている。
・お客様情報の紛失について[PDF](日本海信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/nihonkai/news/new_info-pdf/20130920loss.pdf