◎日本広報協会、セミナー参加者149名の情報がネット上で閲覧可能に
公益社団法人の日本広報協会(東京都新宿区)は3月31日、同協会が主催したセミナーに参加した人の情報が、ネット上で閲覧可能な状態になっていたと発表した。同協会によると、3月26日に外部から指摘を受けて判明した。閲覧された可能性があるのは、2月4日に開催した「医療広報フォーラム」に参加した149名の氏名、勤務先の住所と電話番号。業務で利用しているサーバーのアクセス制限を誤って設定したことにより、2月10日から3月26日までの期間、グーグル等の検索サービスの検索結果から閲覧可能な状態となっていた。すでに当該情報を閲覧できないようにしたほか、検索エンジン運営会社のサーバ上に残ってしまっているデータについて削除を依頼している。同協会は、再発防止のため、セキュリティ管理の徹底を図るとしている。
・個人情報に関するお詫びとお知らせ(日本広報協会)
http://www.koho.or.jp/information/oshirase/2014/0331.html
◎大阪市こども相談センター、職員採用試験の合否結果を誤封入して別人に送付
大阪市は3月31日、こども相談センターの職員が採用試験の合否結果を文書で発送する際、他の受験者の試験結果を封入し誤送付したと発表した。発表によると、3月20日に実施した育休任期付職員(児童福祉司任用資格)採用試験の合否結果を、3月26日夕方に文書で発送し。28日午前9時15分にA氏から文書持参のうえ、B氏宛ての合否結果通知文書が入っていた旨の報告があった。今回の採用試験の受験者は2名だったが、合格者(A氏)の通知を不合格者(B氏)の封筒に、また、不合格者(B氏)の通知を合格者(A氏)の封筒に誤って封入し送付していたことが判明した。A氏には謝罪の上、文書(不合格通知)を回収した。B氏には、封筒を開封せず保管するよう電話をした上で、同日夕方に自宅を訪問した。誤送付に至った経過説明と、B氏の氏名及び試験結果が漏えいしたことを詫び、文書の入った封筒を回収した。同センターは今後、文書発送の際には、封入時に宛て先と封入文書を確認するだけでなく、封印前にも再度の確認を徹底するとしている。
・大阪市こども相談センターにおける職員採用試験合否結果の誤送付による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kodomo/0000260472.html
◎明治薬科大、休退学者20名の情報含むファイルをメールに誤添付し1824名に送信
明治薬科大学(東京都清瀬市)は3月29日、休退学した学生20名の情報が含まれるファイルをメールに誤添付し、学生1824名に送信したと発表した。同大学によると、3月11日午後6時、学生支援部学生支援課において、「サークル棟・体育館の清掃」に関するお知らせのメールを薬学科の1~5年次生1603名、生命創薬科学科の1~3年次221名に送ったが、このメールにファイルが誤添付されていた。個人情報が漏れた学生には、電話または学長名による謝罪の文書で通知し、当該メールを受信した学生には、メールを送って謝罪し添付ファイルの破棄を依頼した。送信者が十分な確認を怠ったことが原因。同大学は、再発防止のため徹底して個人情報の管理を行うとともに、個人情報についての教育、指導を教職員に行うとしている。
・学内メール誤送信による休学情報の流出について(明治薬科大学)
http://www.my-pharm.ac.jp/news/info_detail.html?id=502
◎PlayMemories Online、一部会員が互いの写真や動画にアクセス可能な状態に
ソニー(本社:東京都港区)は3月29日、写真や動画をクラウド上に保存できるサービス「PlayMemories Online」において、一部会員の間で互いの写真や動画にアクセスできる状態があったと発表した。同社によると、アクセス可能だった期間は、3月8日午前3時42分からサービスを停止した3月12日午後4時15分までの間。影響を受けたのは、3月8日午前3時42分~午前6時1分、3月9日午後3時53分~午後9時16分の間に新しくユーザー登録をした人のうち、81名。システム障害に伴うサービスソフトウェアの誤作動が原因。該当するユーザーには個別に連絡を取っている。
・PlayMemories Onlineサービス一時停止のお知らせ(ソニー)
http://blog.playmemoriesonline.com/ja_jp/2014/03/0312maint.html
◎ユニリングス、メールをTOで送り顧客のアドレス156件流出
アプリ開発等を行うユニリングス(東京都港区)は3月29日、顧客にTOでメールを送り、メールアドレス156件が流出したと発表した。同社によると、同社が提供するサービス「ミマモール」フリープランの内容変更について通知するメールを送信した際、操作に不手際があった。メールは同日午後5時4分に77件、同12分に79件送信した。該当の顧客には同日午後5時20分頃から謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼している。同社は再発防止のため、メール送信業務の手順を改訂し、チェックリストの強化も行った。今後、安全性の高い送信ができるよう業務システムの改善も検討するという。
・お客様メールの誤配信について(ユニリングス)
http://www.unirings.net/archives/641
◎新日本有限責任監査法人、案内メール誤送信でアドレス343通流出
新日本有限責任監査法人(本部:東京都千代田区)は3月28日、セミナー関係の案内メール343通を、配信先全員のメールアドレスが表示される状態で送信したと発表した。同法人によると、当該メールを送信したのは3月25日午後8時30分頃。該当者には翌26日、通知して謝罪した。同法人は、各種案内メールの取り扱いに注意を払い、再発防止に努めるとしている。
・電子メール誤送信について(新日本有限責任監査法人)
http://www.shinnihon.or.jp/about-us/news-releases/2014/2014-03-28.html
◎鳥取労働局、個人情報3258名分や事業場情報など含む行政文書を誤廃棄
鳥取労働局は3月28日、米子労働基準監督署において、行政文書ファイル6冊を誤廃棄したと発表した。発表によると、保存期限が2014年3月31日のファイルを2月27日に誤廃棄した。誤廃棄したのは、2003年度の監督関係観察綴、2010年度の相談記録票綴など6冊。法人情報がのべ3259事業場分、労働者や申告者、相談者の氏名、電話番号、相談内容などの個人情報がのべ3258名分含まれていた。開示請求を受けて該当する文書の選出を行っていた3月14日に、誤廃棄が判明した。廃棄文書は溶解処分されており、外部への漏えいは発生していない。特定できた事業場には謝罪と事情説明の文書を送付する。特定が困難な個人の情報も含まれているため、相談窓口も設けている。鳥取労働局では、廃棄文書リスト作成時には複数人での確認とチェックを徹底するなどの再発防止策を行う。米子署では、文書廃棄時のダブルチェック体制の確立や基本的な作業手順の徹底、行政文書ファイルの整理、整頓などを職員に指示した。
・米子労働基準監督署における行政文書ファイルの誤廃棄について[PDF](鳥取労働局)
http://tottori-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/tottori-roudoukyoku/260331yonago.pdf
◎横浜子育てサポートシステム、会員情報がホームページ上で閲覧可能に
横浜子育てサポートシステムの事務局(横浜市中区)は3月28日、会員情報管理システム「ファミサポねっと」で、本人以外でも登録情報が閲覧可能な状態になっていたと発表した。同会の事務局は、市から委託を受けた横浜市社会福祉協議会が担当している。発表によると、会員から指摘があリ、事態が判明した。3月5日に会員情報更新ページの変更作業を行った際に、システム管理会社において、当該変更とは関係のない、第三者による閲覧を制限する機能を誤って削除したことが原因。閲覧可能となっていた期間は3月5日から16日まで。事態を指摘した会員がシステム不備の確認のために16名の会員情報ページにアクセスしたほか、5名の情報ページに不正なアクセスがあった。該当の21名には個別に謝罪を行った。会員情報更新ページは、十分なセキュリティ対策を講じるまでの間、運用を停止する。事務局は、原因と対策を検討した上で、情報セキュリティに関する対策を徹底するとしている。
・会員情報管理システム「ファミサポねっと」のセキュリティ対策の不備に関するお詫び[PDF](横浜市社会福祉協議会)
http://yokohama.famisapo.jp/news/2014032800017/files/shazaibun.pdf
◎川口市社会福祉協議会、訪問介護事業所利用者79名分の名簿紛失
川口市社会福祉協議会(埼玉県川口市)は3月28日、訪問介護事業所利用者の名簿を紛失したと発表した。同協議会によると、3月22日、職員が外出途中に緊急電話対応を行った際、紛失した。名簿には79名分の氏名、住所、電話番号、緊急連絡先の氏名と電話番号、関係機関名、担当者名、電話番号が含まれている。紛失に気付いた直後に外出先と警察へ連絡し、周辺を探したが、見つかっていない。該当者には24日から個別訪問を行って、説明と謝罪を行い、緊急連絡先となっている人には電話で謝罪している。同会は、個人情報保護に関する取り組みを強化し、組織と各職員の個人情報の管理意識を高め、個人情報の安全管理の徹底に努めるとしている。
・個人情報紛失に関するお詫び[PDF](川口市社会福祉協議会)
http://www.kawaguchisyakyo.jp/owabi2.pdf
◎ジェットインターネット、顧客にメールをTOで一斉送信しメルアド流出
ISP事業等を行うジェットインターネット(宮城県大河原町)は3月28日、顧客にメールをTOで一斉送信し、メールアドレスが流出したと発表した。同社によると、3月28日午後2時11分および午後3時40分に、「消費税率引き上げに伴うお取引金額に関するお知らせ」という件名のメールを一斉送信したが、その際、BCCで送るべきところをTOで送った。人為的なミスとチェック体制の不備が原因。該当の顧客には29日に謝罪のメールを送った。被害などの情報は入っていない。同社は再発防止のため、全社員に対し個人情報保護方針を再確認するとともに、社内教育を徹底するという。メール送信に関わる同様な事故の再発防止のためには、配信担当者が送信前のチェックを確実に行うとしている。
・メールアドレス誤表示のお詫び[PDF](ジェットインターネット)
https://www.jet.ne.jp/index.php?id=413