◎大阪府、委託先から自動車税納税者の個人情報含む書類流出
大阪府は5月20日、自動車税納税に関するコールセンター業務を委託しているNTTマーケティングアクトから、個人情報を含む書類が流出したと発表した。府の徴税対策課によると、5月14日、大阪自動車税事務所あてに、コールセンターの内部書類である「受付票」2枚が匿名で郵送され、事態が判明した。受付票には、自動車の登録番号、納税義務者名、連絡先、問い合わせの内容が記載されている。紛失書類による具体的な被害の報告はない。府はNTTアクト社に徹底した調査を行うよう指示。同社ではオペレーターにヒアリングを実施するなどして流出の経緯を調査している。府は同社に対し、入退室時の徹底したチェックの実施など、再発防止策を講じるよう強く求めていくとしている。
・個人情報が記載された書類の紛失について(大阪府)
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=16498
◎シーシーエヌ、顧客情報含む書類を紛失
ケーブルテレビ局のシーシーエヌ(岐阜県岐阜市)は5月20日、顧客情報が含まれる書類を紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは、顧客の氏名、住所、電話番号が記載された「変更手続承諾書」1通。同社従業者が5月9日、顧客から受領した当該書類を社内業務中に紛失した。該当の顧客には経緯を報告し、了解を得ている。同社は、顧客情報が記された書類の管理方法を従業者に確認させるとともに、社内研修を行うなどして再発防止を徹底するとしている。
・お客様情報が記録された書類の紛失に関するお知らせ[PDF](シーシーエヌ)
http://www.ccn-catv.co.jp/topics/item/topics-20140520.pdf
◎岐阜県立看護大学、職員がメールアカウント乗っ取られ個人情報閲覧された可能性
岐阜県と県立看護大学(岐阜県羽島市)は5月20日、看護大の職員がメールアカウントを乗っ取られ、迷惑メールの大量送信に悪用されたほか、送受信メールやアドレス帳内の個人情報が閲覧されたおそれがあると発表した。発表によると、職員は5月13日午後9時、同大学の利用しているWebメールの管理者をかたったメールを開き、記載されたサイトにアクセスしてメールアカウントのIDとパスワードを入力し送信。翌14日の午後3時から15日午前7時にかけて大学のWebメールサーバーに41回の不正アクセスがあり、当該職員のメールアドレスから約1万5000通の迷惑メールが送信された。15日12時、当該アドレスへ不明なメールの着信があり、不正アクセスが発覚した。当該職員の送受信したメールや、アドレス帳を閲覧された可能性があり、これらには10名分の氏名とメールアドレスが含まれている。該当者には事情を説明して謝罪した。当該職員のパスワードは変更済み。大学の保有するデータの漏えいや、その他の情報システムへの侵入、情報漏えい等は認められていない。同大学は、不正アクセスを防止するためのチェック体制を確立し、職員および学生に情報セキュリティに関する教育を徹底して、再発防止に努めていくとしている。
・岐阜県立看護大学のメールアカウントの不正利用と迷惑メール送出について(岐阜県立看護大学)
http://www.gifu-cn.ac.jp/2014/05/post_89.html
・公立大学法人岐阜県立看護大学の職員メールへの不正アクセスによる迷惑メールの送信について[PDF](岐阜県)
http://www.pref.gifu.lg.jp/kensei-unei/kocho-koho/event-calendar/sonota/chiiki-iryo/kandai.data/kandai-fuseiakusesu.pdf
◎長野県立高校、教員が生徒の個人情報含むUSBメモリー2本を紛失
長野県は5月20日、東信地区の県立高等学校の教諭が、生徒の個人情報が入ったUSBメモリー2本を紛失したと発表した。県によると、教諭は5月16日、メモリーをショルダーバッグに入れて退勤し、飲食店で飲食。帰宅後の17日午前1時頃、バッグがないことに気付いた。メモリーには、担当教科のテストの点数205名分、担任クラス41名分の氏名、住所、保護者名、証明書原稿、担当する部の部員11名の氏名、性別、生年月日、前任校での担任クラス39名分の氏名、住所、電話番号、調査書原稿などが保存されている。交番に届け出済み。県は再発防止のため、情報管理に関するマニュアル等の点検と見直しおよび、個人情報の適正な管理の徹底を行うとしている。
・生徒の個人情報が入った電子記録媒体の紛失について(長野県)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/koko/happyou/20140520press.html
◎平塚市立中学校、修学旅行中に教諭が生徒名簿等含む旅行用冊子紛失
神奈川県平塚市は5月19日、市立中学校において、生徒等の個人情報が記載された修学旅行の担任用冊子1冊を紛失したと発表した。市教育委員会によると、5月16日~18日に行われた修学旅行で奈良県に滞在中、担任教諭がバスの中で行程を確認しようとして、紛失に気付いた。冊子には、クラス32名分の生徒、保護者氏名、住所、電話番号、在学中の兄弟姉妹の氏名、学年、クラスおよび、引率教職員9名分の携帯電話番号が含まれている。当該クラスの生徒と保護者には説明と謝罪を行う。市教委では、再発防止のため、個人情報に関する文書等について、管理を厳重にするよう指導を徹底するとしている。
・個人情報の紛失(平塚市)
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/press/pres20140062.htm
◎大成有楽不動産、市営住宅入居者と保証人の情報含む書類紛失
大成有楽不動産(本社:東京都中央区)は5月19日、同社が受託している市営住宅の管理運営業務において、市営住宅入居者と連帯保証人の情報が記載された入居申込書の控え1通を紛失したと発表した。同社によると、5月2日付消印で当該控えを連帯保証人に送付したが、同13日頃、当該連帯保証人が、封筒に封がされておらず中身がないことに気付いて同社に連絡した。15日に同社社員が封筒を確認したところ、封をしていた形跡がなかったという。同社では管理事務所を捜索し、郵便局にも捜索を依頼したが、書類は見つかっていない。入居者には委託元とともに謝罪を行った。所轄警察署に届け出済み。漏えいした個人情報が不正に利用された形跡は確認されていない。同社は、個人情報の取り扱いについて、社員の指導教育の徹底と再発防止に努めていくとしている。
・個人情報の紛失のご報告とお詫び[PDF](大成有楽不動産)
http://www.taisei-yuraku.co.jp/wp-content/uploads/9a9a7a5c649dacb9a20df657cf4ae884.pdf