◎大阪府大高専、学生や体験入学者等の情報含むHDD盗難
大阪府立大学工業高等専門学校(大阪府寝屋川市)は6月12日、学生や体験入学者等の情報を含む外付けハードディスクドライブ(以下HDD)が盗まれたと発表した。同校によると、教員が6月6日、自分の研究室で当該HDDをパソコンに接続し業務を行っていたが、午後3時頃、試験問題の印刷等を行うため研究室を退出。同5時30分頃に研究室に戻ったところ、HDDがなくなっていた。パソコンの画面上に、不正にHDDを抜き取ったことを示すエラーが表示されていたという。寝屋川警察署に盗難届を提出済み。HDDには、学生のべ4835名の氏名と一部科目の成績や、当該教員が担任した学生のべ2058名の氏名、成績、進路、電話番号、体験入学者のべ211名の氏名と住所、職員のべ14名と学外の研究者のべ476名の氏名や住所、電話番号などが保存されている。これらの情報が流出した等の被害の情報は入っていない。関係の卒業生や体験入学参加者、学外研究者等には、可能な範囲で説明と謝罪の文書を送付するという。同校では再発防止のため、不必要な個人情報の削除と、研究室を空ける際の施錠の徹底を教職員に指示した。盗難防止等の対策も講じるという。
・大阪府立大学工業高等専門学校の学生等の個人情報の入ったハードディスクドライブの盗難について(大阪府立大学工業高等専門学校)
http://www.osakafu-u.ac.jp/info/publicity/release/2014/pr20140612.html
◎共同通信PRワイヤー、パソコンのウイルス感染で顧客情報など流出のおそれ
プレスリリース配信サービスを提供する共同通信ピー・アール・ワイヤー(本社:東京都港区)は6月12日、営業用パソコン1台がウイルスに感染し、保存されていた個人情報が流出したおそれがあると発表した。同社によると、流出のおそれがあるのは、顧客、販売委託会社担当者、報道関係者のメールアドレス等。ウイルスの駆除は完了しているという。同社は該当者に、不審なメールが送られてきても開かないようにし、セキュリティソフトを最新の状態に更新してほしいと呼びかけている。同社は今後、原因究明と再発防止に向け、情報セキュリティの強化に取り組んでいくという。
・弊社コンピュータのウイルス感染について(共同通信PRワイヤー)
http://prw.kyodonews.jp/opn/information/201406121500/
◎京葉ガス、顧客情報4件含む書類が車上荒らしで盗難
京葉瓦斯(本社:千葉県市川市)は6月12日、京葉ガスサービスショップ南鎌ケ谷店(千葉県鎌ケ谷市)の従業員が車を荒らされ、顧客情報4件を含む書類が盗まれたと発表した。発表によると、6月8日、同ショップを経営する大野屋商店から、7日午後7時頃に従業員が印西市の商業施設で車上荒らしにあい、当該書類の入った鞄を盗まれたと連絡があった。書類には、顧客の氏名、住所、電話番号が4件含まれている。従業員は直ちに所管の警察署に盗難の被害を届け出たが、書類等の発見には至っていない。盗まれた情報が利用された事実は確認されていない。該当の顧客には個別に連絡し、事情説明と謝罪を行った。同社は、再発防止に努めていくとしている。
・お客さま情報が記載された書類などの盗難について(京葉ガス)
http://www.keiyogas.co.jp/company/info/info_kojinjyoho.html
◎北海道有機農業協同組合、個人情報1559件含むUSBメモリーが郵送過程で紛失
北海道有機農業協同組合(札幌市東区)は6月11日、個人情報1559件を含むUSBメモリーが郵送の過程で所在不明となったと発表した。発表によると、受発注ソフトを顧客や取引先の情報が含まれた状態でUSBメモリーに保存し、6月3日、プログラム管理を委託しているパソコンサポート業者に郵送したが、業者から5日、封筒が破損しUSBメモリーがなくなっていると連絡があった。受発注ソフトに含まれていた個人情報は、顧客や取引先の名前、住所、電話番号、FAX番号、注文品や注文金額、入金方法や入金状況など。郵便局に問い合わせ、追跡調査を依頼したが、メモリーの発見に至っていない。封筒がローラーにかけられた際に押し出されたとみられている。情報の悪用は確認されていない。同組合は、個人情報の取り扱いについて見直しと強化を行い、再発防止に全力を尽くすとしている。
・個人情報紛失に関するお詫びとご報告[PDF](北海道有機農業協同組合)
https://www.yu-kinokyo.net/nokyo/20140613.pdf
◎仙台市青葉区、550世帯分の情報含むUSBメモリーを紛失
仙台市は6月10日、青葉区家庭健康課において、550世帯分の個人情報が記録されたUSBメモリーを紛失したと発表した。市によると、職員が6月3日、当該メモリーを所定の場所に保管せずに用務で席を離れたが、その後の6日、当該メモリーを使おうとして所在がわからなくなっていることに気付いた。職場内や本人の持ち物等を含め捜索を行ったが、発見に至っていない。メモリーには、約350世帯分の情報が含まれる「特別児童扶養手当受給者台帳」や、約200世帯分の情報が含まれる「母子寡婦福祉資金滞納者リスト」が保存されており、これらには受給者や対象児童、または借受人の氏名、住所、生年月日、電話番号や、滞納金額などが含まれている。対象者には文書で謝罪し、電話等による個別対応も行う。同課は、USBメモリーの取り扱いに関するチェック体制が不十分であったとして、再発防止のため、USBメモリーの執務室内での持ち出しと返却を書面で管理し、定期的に確認を行うとしている。
・個人情報等の紛失について(仙台市)
http://www.city.sendai.jp/report/2014/1213983_1416.html
◎横浜市立大学、奨学金支給対象者172名の情報含むファイルをメールに誤添付
横浜市立大学(本部:横浜市金沢区)は6月10日、奨学金申請者181名に対し、同支給対象者172名分の個人情報が含まれるファイルをメールに誤添付して送信したと発表した。同大学によると、職員が6月9日午後3時45分頃、学籍番号のみを記載したPDFファイルを送るべきところ、誤って個人情報を含む同名のエクセルファイルを添付して送信した。ファイルには、学生の氏名、生年月日、学年、学籍番号、奨学生番号、金融機関名と支店名、口座番号、奨学金貸与月額や保証料月額などが含まれていた。大学では同日午後5時15分頃、メールを受信した学生から指摘を受けて事態を把握。午後7時10分に送信先の181名に対し謝罪のメールを送信して、当該メールの削除を依頼した。保証人にも、電話で謝罪と経緯説明を行っている。文書での謝罪も行う。メール配信にあたり、内容のダブルチェックは行ったが、添付ファイルの内容は確認していなかったという。同大学では再発防止のため、メール配信時のダブルチェックを徹底するほか、データを保存する際には他のデータと識別できるファイル名とすること、ファイルが個人情報を含む場合には、それが一目で分かる表記にすることを徹底するという。また、学内全部署において、個人情報の適正管理に関し総点検を実施する。
・メール送信にあたり誤ったファイルを添付したことによる個人情報の漏えいについて(横浜市立大学)
http://www.yokohama-cu.ac.jp/univ/pr/press/140611.html
◎NTT西日本岐阜支店、「フレッツ光」顧客情報含む帳票98枚が路上で発見
NTT西日本(本社:大阪市中央区)は6月10日、岐阜支店で顧客情報の流出があったと発表した。発表によると、同支店が管轄する顧客情報を含む書類が、名古屋市内の路上等で発見された。調査の結果、退職した元契約社員が在職中に持ち帰った書類を落としたものであることが判明した。路上等で発見された書類は「フレッツ光」申込み等に関する帳票98枚で、2005年から2007年の顧客290名分の氏名、住所、電話番号が記載されていた。流出情報の不正使用等の事実は確認されていない。同社は該当顧客にお詫び文を送付し、顧客からの問い合わせに応じるフリーダイヤルを設置した。また、顧客情報等の社外への持ち出しの原則禁止など、社員等への指導を強化・徹底するとしている。
・お客様情報等の流出に関するお詫びとお知らせ[PDF](NTT西日本岐阜支店)
http://www.ntt-west.co.jp/gifu/pdf/release140610.pdf
◎山陰合同銀行、147か店で財形貯蓄申告書類7317名分を紛失
山陰合同銀行(本店:島根県松江市)は6月10日、財産形成非課税貯蓄の申告書類7317名分を紛失したと発表した。同行によると、顧客からの照会をきっかけに全店調査を行ったところ、代理店を含む147か店で、財形住宅(年金)貯蓄申込書や付随書類、財形預金申込書兼印鑑票を紛失していることが判明した。これらには、顧客7317名の氏名、住所、生年月日、勤務先、非課税申告額、積立金額、口座番号等が記載されており、うち3610名は解約済みの顧客だった。同行では2006年9月から当該書類の本部集中保管を始めており、紛失したのはこれ以前のもの。他の保管書類とともに誤って廃棄した可能性が高く、情報が外部へ流出した可能性は極めて低いという。情報が不正に利用されたとの連絡はなく、不正利用の事実も確認されていない。対象の顧客には案内の通知を発送済みで、手続きの必要な顧客には別途連絡する。同行は、情報管理に関する厳格な取り扱いを徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・財産形成非課税貯蓄申告書類の紛失について[PDF](山陰合同銀行)
http://www.gogin.co.jp/about/press2014/topi14-027.pdf
◎大阪市立保育所、児童24名の個人情報含むSDカードを紛失
大阪市は6月9日、市立保育所で個人情報を含むSDカードの紛失があったと発表した。発表によると、5月19日~21日頃、同所の保育士が、担当クラス児童の出欠状況を整理する作業を自宅で行うため、出席簿(4~5月分)を私物のデジタルカメラで撮影し、SDカードに記録した。同保育士が休日の6月1日午後5時30分頃に外出した際、持参したデジタルカメラをカメラケースから取り出したところ、当該SDカードをカメラケースに入れたままの状態であることに気づき、SDカードをカメラケースに入れ、鞄の中に戻した。午後6時30分頃、外出先から帰宅中に鞄の中からSDカードの入ったカメラケースがなくなっていることに気づいた。立ち寄り先などでカメラケースを探したが発見できず、警察に届け出た。紛失したSDカードに記録されていた情報は児童24名の氏名と出席状況で、同所は6月6日までに、該当児童の保護者に対し、経過説明と謝罪を行った。市は委託先法人に対し、個人情報を自宅に持ち帰らないこと、業務関係先へ持ち出す場合も事前に所長の許可を得ることなど、個人情報の保管方法や管理体制について、委託保育所職員全員に周知徹底を図る。また、他の委託先法人に対しても、今回の事案の説明を行い、再発防止に努めていくとしている。
・大阪市立保育所における個人情報を含むSDカードの紛失による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kodomo/0000269921.html