◎横浜市、高齢者52名の情報含む名簿が盗難被害に
横浜市は7月12日、民生委員児童委員が盗難の被害にあい、自宅で管理していた高齢者名簿が盗まれたと発表した。市によると、7月12日、緑区内の当該委員宅で家の中が荒らされた跡がみつかり、被害を確認したところ、名簿の入っていた鞄等が盗まれたことが判明した。盗まれた名簿は、20名分の氏名、住所、年齢、電話番号、要介護度などを含む「一人暮らし高齢者リスト」と、38名分の氏名、住所、電話番号を含む「安否確認訪問先名簿」で、2つの名簿に重複して記載されている人もいるため、対象者の実人数は52名。同日、対象者宅を訪問して状況の説明と謝罪を行った。今後、対象者宅については、民生委員児童委員による訪問を重点的に行うことにしている。
・民生委員児童委員が管理する高齢者名簿の盗難被害について(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201407/images/phpsAAWB0.pdf
◎ベネトンジャパン、運営店舗から配信したメールに個人情報ファイル誤添付
イタリアの衣料ブランドを扱うベネトンジャパン(本社:東京都渋谷区)は7月11日、運営する店舗が、顧客の個人情報ファイルを誤って添付したメールを配信したと発表した。発表によると、7月10日午後1時、同社が運営する店舗「シスレー大阪グランフロント店」よりメールを配信したところ、顧客の個人情報を記録したファイルが当該メールに誤って添付されていた。添付ファイルに記録されていた個人情報の件数や内容、メール配信先の人数などは公表されていない。同社は今後、個人情報取扱者の見直しと再教育を行い、再発防止に努めるとしている。
・個人情報漏えいに関するお詫びとご報告(ベネトンジャパン)
http://www.sisleyjp.com/newstopics/pressreleases/post_13.html
◎セディナ、顧客情報含む書類を紛失、誤廃棄
クレジットカード・信販事業大手のセディナ(本店:名古屋市中区)は7月11日、顧客情報が記録された預金口座振替変更通知書を95枚紛失したほか、クレジットカード契約書およびローンカード契約書合わせて88枚を誤廃棄したと発表した。同社によると、紛失した預金口座振替変更通知書は旧クオーク社分で、最大で2090件分のカナ表記の預金者名、預金種目、口座番号、顧客番号、金融機関コード、支店コードが記載されている。誤廃棄した可能性が高いという。また、誤廃棄したクレジットカード契約書およびローンカード契約書は旧セントラルファイナンス分で、クレジットカード番号またはローンカード番号、漢字およびカナ表記の氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、勤務先、年収、世帯構成、金融機関名、口座番号等の情報が記載されている。同社は、再発防止に向け、内部資料の保管管理を強化、徹底するとしている。
・お客さま情報の紛失・誤廃棄について(セディナ)
http://www.cedyna.co.jp/info/20140711.html
◎大阪市立大学、学生の個人情報含むUSBメモリー2本が置き引き被害に
大阪市立大学は7月11日、教員が帰宅中に、学生の個人情報を含むUSBメモリー2本が入った鞄を盗まれたと発表した。同大学によると、盗まれたのは、7月8日午前1時30分頃から同2時過ぎまでの間。工学科の男性准教授が懇親会後、男子大学院生とタクシーで帰宅中に、院生の気分が悪くなったためタクシーを下車し路上で介抱。2時過ぎに、傍らに置いていた鞄がなくなっていることに気付いた。付近を探したが見つからず、2時42分頃に警察へ連絡し、交番に遺失届を提出した。鞄に入っていたメモリーのうち1本にはパスワードが設定されており、卒業生111名の学籍番号、氏名、現住所が保存してある。もう1本にはパスワードが設定されておらず、卒業生と在校生合わせて284名分の学籍番号、氏名、レポートの提出状況、試験成績が保存されている。情報流出等の被害報告は入っていない。該当の在校生には口頭および文書で説明と謝罪を行っている。卒業生には、説明と謝罪の文書を送付する。同大学は、再発防止のため、パソコンおよび記憶媒体の持ち出しルールの徹底および、個人情報の適正な管理と不必要な個人情報の削除を実施するとしている。
・本学教員のかばん紛失による個人情報の漏えいについて[PDF](大阪市立大学)
http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/pdfs/press_140711.pdf
・本学教員のかばん紛失による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keizaisenryaku/0000274675.html
◎筑波銀行、小切手・手形の情報1万2058件を含むMO紛失
筑波銀行(本部:茨城県つくば市)は7月10日、関城支店において、顧客の手形・小切手の情報を画像として1万2058件保存していたMOを紛失したと発表した。同行によると、紛失したMDに記録されていたのは、2004年2月23日から2009年5月13日までの交換持出手形・小切手の画像。顧客の氏名、住所、手形・小切手の額面金額等が含まれている。同支店で自主点検を行った結果、紛失が判明した。当該MOは同行の行内ルールで10年保存とされている。調査の結果、誤って廃棄した可能性が極めて高く、情報が外部に流出した懸念は極めて低いという。外部からの問い合わせや連絡はなく、不正使用や不正持ち出しの事実も確認されていない。同行は、再発防止のため、データが保存してある通常使用していない記憶媒体を本部集中保管とするほか、記憶媒体等の管理の強化や、廃棄時における確認の徹底を図るとしている。
・お客さま情報の紛失(誤廃棄)について(筑波銀行)
http://www.tsukubabank.co.jp/cms/article/291e8c7c89205011a36cc25b9144a21cb0a66123/
◎静岡県富士健康福祉センター、個人情報含む書類を誤送付
静岡県は7月10日、富士健康福祉センター(同県富士市)において、個人情報が記載された書類を、氏名の読みが同一の別人に誤送付したと発表した。県によると、6月30日、医療費助成を受けている難病患者から、本人の医療情報等を記載済みの「臨床調査個人票」が同センターに郵送で届いたが、助成の申請受付が10月からのため、同書類を提出者に返送することを決定。同日、宛先を印刷するために患者台帳システムで提出者の氏名を読み仮名で検索したところ2名が該当し、誤って別人の情報を宛先として印刷、発送した。翌1日、誤送付先から電話で連絡があり、事態が判明。誤送付先を訪問して謝罪し、書類を回収した。提出者にも謝罪した。同センターは、再発防止のため、文書発送時には封入文書と封筒の宛先をダブルチェックするよう徹底するほか、個人情報の適切な取扱い等について注意喚起を行うとしている。
・個人情報(臨調調査個人票)の誤送付による流出(静岡県)
http://www2.pref.shizuoka.jp/all/kisha14.nsf/c3db48f94231df2e4925714700049a4e/a5ae4eb4d8a7a6ae49257d110000ec62
◎横浜市、40名分の情報含む就労支援対象者名簿を誤交付
横浜市は7月10日、中区保護課において、40名分の個人情報が記載された就労支援対象者名簿の写し1枚を誤交付したと発表した。市によると、同写しには、生活保護受給者のうち就労支援を受けている人の氏名、年齢、生活保護開始年月、就労支援開始年月が40名分記載されている。6月18日、窓口で保護受給者の代理人に保護変更申請書の用紙を複数枚渡した際に、誤って当該写しも渡した。7月7日午後4時頃、当該代理人から、違う書類が入っていると同課に連絡があり、事態が判明。担当ケースワーカーが自宅を訪問し、謝罪の上、写しを回収した。用紙をコピー機で複数枚コピーした際に、他の職員が印刷した名簿の写しが混入したとみられる。窓口で用紙を渡す際に、1枚ずつの確認はしていなかった。名簿に名前のあった人には経緯の説明と謝罪を行っている。同課では、再発防止のため、個人情報が記載されている資料を印刷またはコピーした場合には、速やかに部数を確認して確実に回収するよう徹底する。さらに、コピーや印刷をした際には、他の書類が混入していないかを確認することや、窓口等で書類を渡す場合は1枚ずつ書類を確認することを徹底するという。
・「就労支援対象者名簿」の写しの誤交付による個人情報の漏えいについて[PDF](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201407/images/phpRXIzgt.pdf