◎NTT Com、「思い出あんしん保管」利用者378名の情報がネット上で閲覧可能に
NTTコミュニケーションズ(NTT Com、本社:東京都千代田区)は7月23日、ビデオテープをデジタル化するサービス「思い出あんしん保管」に申し込んだ人のうち最大で378名分の情報が、インターネット上で閲覧可能になっていたと発表した。同社によると、2013年6月20日から2014年7月18日までの間、氏名、メールアドレス、郵便番号、電話番号、住所、暗号化されたクレジットカード情報2件、オンラインストレージサービス「マイポケット」のIDとパスワードが閲覧可能だった。対象者にはメールや電話、書面で連絡している。個人情報の不正使用に関する申告はないという。同社は、再発防止に努めていくとしている。
・「思い出あんしん保管」お申し込み情報の一部インターネット上における
閲覧可能な状態について(NTTコミュニケーションズ)
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20140723.html
◎岡山県立高校、教諭が生徒672人分の個人情報含むUSBメモリー紛失
岡山県教育委員会は7月23日、岡山市北区の県立高校の教諭が生徒の個人情報672人分を含む私物USBメモリーを紛失したと発表した。翌24日付の報道によると、3年の副主任で進路指導を担当している教諭が7月5日、校内の業務用パソコンから生徒の個人情報をUSBメモリーにコピーして自宅に持ち帰った。自宅で進路検討の作業を行い、2日後の7日に学校でパソコンにデータを移し替えた。その際にUSBメモリーから情報を消去しないままカバンに入れて持ち歩き、7月14日に紛失に気づいた。USBメモリーには、3年生356人の氏名、生年月日、模試の成績等、および卒業生316人の氏名、進路データ等が入っていた。同校は警察署に遺失物届を提出した。県立校のセキュリティ規定では、個人情報を含むデータを私物の記録媒体で扱うことを認めていない。県教委は教職員に個人情報の取扱いを厳重にするよう徹底し、再発防止に努めるとしている。
・岡山県教育委員会
http://www.pref.okayama.jp/site/16/
◎郡山市立小学校、教諭が児童39人分の個人情報含むSDカード紛失
福島県郡山市教育委員会は7月23日、同市の小学校の教諭が、担任する児童の個人情報を入れたSDカードを紛失したと発表した。翌24日付の福島民報によると、教諭は職員室以外で作業するためにSDカードに児童の個人情報を入れ、17日朝に職員室の机の上に置いたが、同日夕方に紛失に気付いた。SDカードには、教諭が2014年度に担任している学級の19人全員の1学期分の通知表データ、2013年度に担任した学級の20人全員の1年間分の通知表データが記録されていた。児童の氏名、学習・生活の評価なども含まれている。現段階で外部に流出したとの情報はないという。同教諭と校長が該当する児童宅を訪問し、保護者に謝罪をしている。市教委は、通知表データ等を含む児童の個人情報は校内サーバーで一括管理し、記録媒体などに移すことを禁じている。市教委は7月25日に臨時校長会議を開き、個人情報の管理徹底を求めた。
・郡山市教育委員会
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/kyoiku/kyoiku/inkai/index.html
◎東京都板橋区、個人情報流出事故3件を公表
東京都板橋区は7月22日、個人情報の流出事故3件を公表した。おとしより保健福祉センターでは、4月に民生委員から提出された「ひとりぐらし高齢者見守りネットワーク」の登録申込書2名分の紛失が7月18日に判明。板橋健康福祉センターでは7月18日、「6か月児健診、9か月児健診及びBCG接種の予診票」79名分を別人に送付した。福祉部管理課では、「母子福祉資金」の返済に関する「母子福祉資金返済金納付書」1名分を別人に誤送付した。それぞれの関係者には謝罪し、二次的な被害が起きないよう対応する。区は、全庁的に個人情報の管理について徹底するとともに、チェック体制を厳格にし、再発防止に努めるとしている。
・個人情報の流出事故について(東京都板橋区)
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/062/062902.html
◎NEDOと四国経済産業局、個人情報や企業の非公開情報含むファイルを誤送信
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO、本部:川崎市幸区)と四国経済産業局(香川県高松市)は7月22日、NEDOの保有する個人情報や事業者の非公開情報の一部が、四国経済産業局を通じて漏えいしたと発表した。発表によると、NEDOでは7月16日、同機構の補助事業「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」の公募開始が近づいていることを事業者に伝えるため、同局に対し、参考として過去の採択者の情報を送付。その際、誤って316事業者の個人情報や非公開情報が含まれるファイルを送付した。また同局では、ファイルの内容を十分に確認せず、管内の13事業者19名に対し同ファイルをメールに添付して送信した。ファイルに含まれていた情報は、担当者氏名、メールアドレス、生年月日、性別等。同局は、誤送信した情報が送信先ですべて消去されたことと、拡散していないことを確認したという。情報が漏えいしてしまった事業者と個人には、連絡をとって謝罪している。NEDOと同局は、再発防止のため、情報管理の徹底を図っていくとしている。
・個人情報及び事業者の非公開情報の漏えい事案の発生について(新エネルギー・産業技術総合開発機構)
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100289.html
・個人情報及び非公開情報の漏えい事案の発生について(四国経済産業局)
http://www.shikoku.meti.go.jp/soshiki/skh_a1/kouhou/1_sesaku/140722.html
◎東邦ガス、キャンペーン応募者5161名に別人情報を記載したハガキ誤送付
東邦ガス(本社:名古屋市熱田区)は7月22日、キャンペーン応募者5161名に対し、別の応募者の情報が印刷されたハガキを送ったと発表した。同社によると、問題があったのは7月18日に発送した「ダブル発電アシストキャンペーン ポイント交換のお知らせ」のハガキ。このハガキは過去1年間に獲得したポイント数やポイント数に基づいた入金額等を通知するもので、ハガキの裏面にこれらの情報が顧客のカナ氏名とともに記載されている。同社がハガキの印刷、発送等を委託した業者が、宛先と裏面の組み合わせを誤って印刷し、発送した。対象の顧客には個別に連絡して謝罪と説明を行うとともに、正しい内容の書類を送付し、誤送付したハガキの返送を依頼している。同社は、管理の徹底を図るなど再発防止に努めていくとしている。
・当社キャンペーンお知らせハガキの誤った通知について(東邦ガス)
http://www.tohogas.co.jp/corporate-n/press/1193573_1342.html
◎富山県射水市、自立支援の嘱託職員が個人情報を記載した書類を一時紛失
富山県射水市は、市の嘱託職員が個人情報を記載した用紙を入れた手提げかばんを訪問先で置き忘れ、一時紛失していたと発表した。7月21日付の報道によると、市の「母子・父子自立支援員」として一人親家庭の相談などに応じている職員が7月19日の午後、当該かばんの紛失に気づいた。かばんには、相談家庭13件分の名前や住所、ドメスティックバイオレンス被害者の避難先などを書いたメモが入っていた。紛失に気付いた日の前日の18日に訪問した病院などへ問合わせたが見つからず、20日朝に上司に紛失を報告した。その後、職員が18日に訪問したA氏宅から市に電話があり、その家にかばんを置き忘れていたことが判明した。A氏は家族を含めて当該書類を見ていないと話しているという。市は21日から相談家庭に説明と謝罪をしている。また、新たに個人情報保護のためのマニュアルを作り、再発防止を徹底するとしている。
・射水市
http://www.city.imizu.toyama.jp/
◎横浜美術館、メールをTOで送り106名分のメールアドレス流出
横浜で行われる現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2014」において、同展のサポーターとして登録している人に対し横浜美術館からメールを送った際、BCCで送るべきところをTOで送ったため、氏名とメールアドレス106件が流出したことがわかった。横浜市芸術文化振興財団および横浜トリエンナーレ組織委員会、横浜市の発表によると、メールを送ったのは7月20日午後6時46分。直後に事態に気付き、同7時10分、対象者に謝罪のメールを送って当該メールの削除を依頼した。不審事例の報告は入っていない。再発防止のため、既存システムを使って、複数のメールアドレスを一つのメールの中に設定することなく、各個人あてのメールを自動的に一斉発送できるような方法を至急検討するという。また、重要案件や外部宛てに大量の電子メールを送信する際には複数人によるダブルチェックを徹底するとともに、個人情報の重要性などについて全職員に注意喚起を行うとしている。
・横浜トリエンナーレサポーターの一部の方へのeメールの誤送信について[PDF](横浜市芸術文化振興財団/横浜トリエンナーレ組織委員会/横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201407/images/phpxRttbJ.pdf