◎福知山市立小学校、教諭が児童の個人情報含むUSBメモリー紛失
京都府福知山市教育委員会は2月7日、市立遷喬小学校の教務主任が児童30人の個人情報を含む公用USBメモリーを紛失したと発表した。同日付の京都新聞によると、教務主任は1月30日に職員室のパソコンでUSBメモリーを使って研修用資料を作成した。その後、2月2日になって、USBメモリーがなくなっているのに気づいた。USBメモリーには、市教委が就学援助をしている同校の児童30人の氏名、学年、給食費の補助額などが保存されている。パスワードは設定されていなかった。個人情報を記録したUSBメモリーの持ち出しは禁止されているが、教務主任はこれまでに自宅へ持ち帰ったことがあった。市教委は情報管理が甘かったことを反省し、再発防止策を講じたいとしている。
・福知山市教育委員会
http://www.city.fukuchiyama.kyoto.jp/kyouiku/
◎大阪国税局、個人情報など含むHDD紛失
大阪国税局は2月6日、個人情報が保存されたハードディスク(HDD)を査察部が紛失したと発表した。報道によると、HDDには、所得税法違反の疑いで調査していた個人の会計データや、関係者の個人情報が保存されている。1月21日、鍵付の保管庫からなくなっていることが判明した。HDDを最後に使用したのは同15日だった。関係の職員に確認したが、HDDはみつからず、警察に遺失物届を提出した。情報はバックアップしてあるため、調査に支障はないという。
・大阪国税局
https://www.nta.go.jp/osaka/
◎大阪市立大学、准教授が海外出張中に学生の成績情報含むUSBメモリー紛失
大阪市立大学(本部:大阪市住吉区)と大阪市は2月6日、同大学理学研究科の男性准教授が海外出張中、滞在先のマレーシアで、学生39名の成績データなどが保存されたUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、教員は1月27日にクチン市で、USBメモリーや私物の入った布製ポーチを紛失した。メモリーには、教員が2009年に担当した2つの授業を受講した学生39名の氏名、学籍番号、成績データのべ62件を含むエクセルファイル2つが保存されている。ファイルはパスワードで保護されているという。情報流失等の被害報告は入っていない。対象者のうち在学生には口頭および文書で説明と謝罪を行い、卒業生には、説明と謝罪の文書を送付する。同大学では、個人情報の適正管理および、記憶媒体持ち出しの際の内容確認を徹底していくという。
・本学教員のUSBメモリー紛失による個人情報の漏えいについて(大阪市立大学)
http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2014/j5tx6o
・大阪市立大学教員のUSBメモリー紛失による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keizaisenryaku/0000297971.html
◎フィールドブレイン、宛名シールの重ね貼りで個人情報流出
スポーツイベント関連の業務を行うフィールドブレイン(福岡市中央区)は2月6日、ダイレクトメールを発送する際に宛名シールの重ね貼りを行ったため、個人情報が流出したと発表した。同社によると、問題があったのは、2月3日に発送した「第16回グローバルアリーナリレーマラソン」の申込書を入れたダイレクトメール。宛名シールを貼った後に宛先を再検討した結果、宛先を変更することにしたが、すでに貼られたシールの上に別人宛てのシールを貼って送ったという。これにより、下に貼ってあったシールに記載されていた氏名、住所、郵便番号が流出した。同社は、コスト削減を最優先させるというずさんな個人情報取扱い意識から、このような事態が発生したとしている。該当者には個別に書面で謝罪と説明を行っている。同社は、従業員の個人情報取り扱いに関する教育を徹底するとともに、防止策を講じて再発防止に取り組んでいくとしている。
・個人情報流出に関するお詫びとお知らせ(フィールドブレイン)
http://www.fieldbrain.com/importance_news.html
◎東京都練馬区、委託事業者が介護予防事業参加者20名の情報含む書類紛失
東京都練馬区は2月5日、区が実施している介護予防事業(健康長寿若返り教室)において、事業を受託している事業者が、参加者20名分の利用申請書等を紛失したと発表した。区によると、紛失した書類には、65歳以上の男性10名、女性10名の氏名、住所、電話番号、生年月日、家族状況、病歴などが記載されている。事業者は2014年12月25日、区立勤労福祉会館で打ち合わせを実施。終了後に当該書類を会社内の鍵付キャビネットに保管することになっていたが、1月27日、書類が所在不明となっていることが判明した。社内調査の結果、担当者が帰社後に書類を保管した事実は確認できなかったという。事業者が区に事態を報告したのは2月5日。該当者には区と事業者から謝罪する。区は、事業者への指導を行うとともに、厳正に対処するとしている。また、再発防止策を早急に検討、実施するという。
・介護予防事業における個人情報の紛失について(東京都練馬区)
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/koreisha/oshirase/kaigoyobouzigyou.html
◎アカセ木工、BCC送信メールにファイルを誤添付、顧客1355名の氏名とメアド流出
家具製造・卸のアカセ木工(本社:岡山県浅口郡)は2月4日、メール誤送信により顧客の氏名とメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、2月3日午後2時43分、同社よりBCCにて1355名の顧客へメールを一斉配信した。翌4日午前8時30分、送信先の一部の顧客からの指摘により、送信メールに他の顧客のメールアドレスが記載されたファイルが添付され閲覧可能な状態となっていることが判明した。同日午前10時30分、社内調査により計1355件のメールが送信され、同数の顧客の個人名とメールアドレスが流出したことが確認された。同日午後1時、該当顧客へ報告とお詫び、該当メールの削除を依頼するメールを送信した。同社サイトにも告知を掲載した。3月23日には該当顧客に対し、お詫びと報告の文書を発送した。同社は今後、メール配信システムの抜本的な見直しと、担当者への教育を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・メールアドレスと個人名流出のお詫びとご報告(アカセ木工)
http://www.akase.co.jp/news/corporate/643/
◎聖路加国際病院、患者70名の情報がネット上で閲覧可能に
聖路加国際病院(東京都中央区)は2月3日、患者の個人情報が含まれるファイルが、ネット上で閲覧可能になっていたと発表した。同病院によると、閲覧可能となっていたのは、2003年1月から11月までの期間に女性総合診療部の診療を受けた人のうち、70名分の氏名、年齢、検査結果。ファイルは直ちに削除し、現在は閲覧できなくなっている。該当の患者には書面で連絡し、経緯を報告して謝罪した。同病院は、従業員教育とルールの徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・患者情報の漏えいに関するお詫びとご報告[PDF](聖路加国際病院)
http://hospital.luke.ac.jp/home/pdf/info20150203.pdf
◎新潟県立中央病院、患者情報14名分含む書類紛失
新潟県は2月3日、県立中央病院(新潟県上越市)が、患者の情報が記載された書類を紛失したと発表した。県によると、紛失したのは、手術を受ける患者の氏名、年齢、性別、病名、術式等を記載した手術伝票14名分。1月27日に職員が手術受付事務所内で伝票をクリアファイルに入れ、所定の場所に置いたが、翌日、別の職員が使おうとして紛失が判明した。院内を捜索し、関係職員に事情を聴いたが発見に至っていない。情報漏えいの事実は確認されていない。該当の患者には謝罪する。今後、書類の管理方法を見直し、必要に応じ施錠して管理するほか、部外者の出入りの確認を徹底するなどして再発防止に努めるという。
・個人情報が記載された書類の紛失のお知らせとお詫び(新潟県)
http://www.pref.niigata.lg.jp/byoingyomu/1356804576885.html
◎首都大学東京、NASが踏み台にされ迷惑メール10万通送信
首都大学東京(本部:東京都八王子市)は2月2日、南大沢キャンパス(同市)の社会福祉学教室が管理するNAS(ネットワーク接続ストレージ)が踏み台に利用され、学外に多量の迷惑メールが送信されたと発表した。同大学によると、1月27日午後4時、学術情報基盤センターが当該事象を検知。直ちにNASをネットワークから切り離し、調査を行った結果、午後3時6分から4時37分の間に約10万通の迷惑メールが送信されたことが分かった。当該NASは外部からのアクセスを制限していたが、管理者パスワードが初期値のままだった。また、格納されていた個人情報を含むメールの多くにアクセス制限がかけられていなかった。格納されていた個人情報は、主に所属する学生と教員の住所、氏名、電話番号等でのべ650名分。個人情報への不正アクセスの形跡は認められていない。情報が悪用されたとの報告や被害の発生については確認されていない。警察に被害状況を報告し、対応について相談しているという。同大学は、早急に情報セキュリティ対策の強化に取り組んでいくとしている。
・首都大学東京における個人情報が格納されたNASを踏み台にした学外への多量メール送信について[PDF](首都大学東京)
http://www.tmu.ac.jp/news/topics/10006.html?d=assets/files/download/news/press_20150202.pdf