◎大阪市立保育所、児童21名の情報含むUSBメモリーを一時紛失
大阪市は5月20日、社会福祉法人に運営を委託している市立保育所において、職員が児童21名のデータが入ったUSBメモリーを一時紛失していたと発表した。市によると、メモリーを紛失したのは厨房職員で、食物アレルギーのある児童21名の氏名、クラス名、除去が必要な食品名を個人所有のUSBメモリーにコピーして持ち出し、5月15日の退勤途中に駅の駐輪場付近で落として、気付かないまま帰宅。拾った市民が翌16日朝に保育所へ届け出て、事態が判明した。対象児童の保護者には、同法人から説明と謝罪を行った。市は再発防止のため、委託先法人に対して、個人情報を自宅に持ち帰らないこと、業務関係先へ持ち出す場合であっても事前に所長の許可を得ることなど、個人情報の保管方法や管理体制について周知するよう指導するとしている。
・大阪市立保育所における個人情報を含むUSBメモリースティックの持ち出しによる個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kodomo/0000310605.html
◎千葉市立中学、教諭が生徒名簿やテスト結果など段ボール44箱を不法投棄
千葉市は5月20日、市立中学校の教諭が前任校勤務時の物品を山林に不法投棄し、その中に生徒の名簿やテスト結果、写真なども含まれていたことを発表した。市によると、教諭は4月の人事異動で転勤となったが、3月下旬、段ボール44箱約500㎏の物品を市内の私有地である山林に不法投棄した。うち6箱には、生徒の作品や授業ノート、テスト結果、学級名簿や部活名簿、高校の受験者名簿、写真や卒業アルバムなど、現在の学年で中学2年生から高校3年生までの764名に関連するものが入っていた。5月1日、市の収集業務課に近所の人から通報があり、同課で確認したところ、前任校に関する書類があったことから事態が判明。投棄したものは前任校の教頭と当該教諭がすべて回収したという。情報の漏えい等による被害は確認されていない。市は、各校に対しコンプライアンス遵守の徹底を図るとともに、関係者を処分するとしている。
・市立中学校教諭による私有地への不法投棄について[PDF](千葉市)
http://www.city.chiba.jp/somu/shichokoshitsu/hisho/hodo/documents/150520-03-01.pdf
◎東京都板橋区、就学援助の申請書141通を一時紛失
東京都板橋区は5月19日、中学校で保護者から提出された「平成27年度 就学援助費受給申請書兼委任状」(以下「申請書」)を、区教委への配送過程で一時紛失していたことを公表した。区によると、一時紛失していた申請書は141通で、生徒の氏名、住所、電話番号と、世帯全員の氏名、続柄、生年月日、職業、および振込先金融機関、生活保護受給の有無が記載されており、547名分の個人情報が含まれていた。当該中学校が4月30日に区の文書交換便で区教委へ送ったが、区教委に届かず、所在が分からなくなっていた。その後の5月15日、書類が他の中学校に配送されていたことが分かり、区教委が回収したという。外部への流出はないことを確認済み。区は当該中学校で保護者会を開き、保護者に謝罪と説明を行った。区では今回の経過と発生原因を検証の上、迅速に事務の見直しと改善を図り、再発防止に取り組んでいくという。
・「就学援助費受給申請書兼委任状」の紛失事故について(お詫びと発見のご報告)(板橋区)
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/069/069512.html
◎仙台うみの杜水族館、システム不具合で顧客135名の個人情報が閲覧可能に
仙台うみの杜水族館(7月1日オープン予定、仙台市宮城野区)の運営主体である横浜八景島(横浜市金沢区)と、同館の公式ホームページでチケット販売のシステムを運営・管理しているグッドフェローズ(本社:東京都武蔵野市)は5月19日、16日午前0時から開始した「プレミアムプレビュー付き年間パスポート」の販売において、アクセス集中によりシステムが正常に稼働しなくなった結果、購入手続きを行った顧客の個人情報が他の顧客から閲覧可能になっていたと発表した。最大で135名の氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、顔写真が、他の顧客が購入手続きを行う過程や購入履歴を閲覧した際に表示される状態になっていた。顧客から指摘があり、午前3時26分に販売システムを中止し、4時に購入履歴の閲覧も停止した。監督官庁に報告済み。該当の135名と、販売休止までに情報を入力した顧客には個別に案内を行う。原因を究明し、再発防止策を講じた上で、販売を再開するという。
・仙台うみの杜水族館「プレミアムプレビュー付き年間パスポート」お客さまの個人情報の漏えいに関するお詫びとお知らせ[PDF](横浜八景島)
http://www.uminomori.jp/common/data/apology.pdf
・仙台うみの杜水族館「プレミアムプレビュー付き年間パスポート」お客さまの個人情報の漏えいに関するお詫びとお知らせ[PDF](グッドフェローズ)
http://goodf.co.jp/important/2015/goodfellows20150519.pdf
◎ソースネクスト、顧客約200名の名刺を一時紛失
ソフトウェア開発、販売のソースネクスト(東京都港区)は5月19日、顧客の名刺200枚を鞄ごと紛失したと発表し、その後の22日、紛失物を回収したと発表した。同社によると、社員が5月16日、電車での移動中に鞄を紛失。鞄の中には、当該社員がイベントで名刺交換を行った顧客の名刺約200枚が入っていた。即日交通機関に届け出て、警察に盗難被害の届け出を行ったところ、川越警察署に届け出があり、21日に無事回収したという。同社は、名刺を含む顧客情報を所持し移動する際の注意、指導を実施し、個人情報保護に関する厳重な取扱いを全社員に徹底させ、再発防止に努めていくとしている。
・お客様の名刺紛失に関するお詫び(ソースネクスト)
http://sourcenext.co.jp/common/info/20150519_privacy/
◎岐阜大学、附属動物病院が飼い主のデータ3969件含む資料を一時紛失
岐阜大学(本部:岐阜県岐阜市)は5月18日、応用生物科学部附属動物病院において、飼い主のデータ3969件が記載された印刷資料を一時紛失していたと発表した。同大学によると、当該資料を同封した差出人不明の郵便物が5月13日、大学宛てに届いたことから事態が判明した。資料は2010年4月から2015年4月までの期間の受診データからイヌの初診の症例を抜き出したもので、飼い主の氏名や診療日、イヌの品種や性別などの情報が3969件含まれていた。重複分を差し引くと、含まれていた個人情報は2665名分。同大学獣医学課程の学生が作成したもので、学生は4月23日に紛失に気付いたが大学に報告していなかった。該当の飼い主には電話または文書で謝罪している。同大学は再発防止のため、附属動物病院内における情報の管理・運用体制の抜本的な見直しを行い、個人情報の保護対策を強化するとしている。
・附属動物病院を受診された飼い主様の情報が含まれた印刷資料の紛失について(岐阜大学)
http://www.gifu-u.ac.jp/news/news/2015/05/entry18-2360.html
http://www.gifu-u.ac.jp/news/news/upload/siryo_20150518.pdf
◎ワタミフードシステムズ、個人情報含む顧客カード44名分盗難
宅食事業等を行うワタミフードシステムズ(本社:東京都大田区)は5月18日、大阪寝屋川営業所において、販売業務を委託するまごころスタッフが宅配業務中に顧客カード44名分を盗まれたと発表した。同社によると、顧客カードには氏名、住所、電話番号、家族情報等が記載されている。所轄警察署に届け出済み。情報が不正に利用された形跡はない。同社は再発防止に努めていくとしている。
・顧客情報の紛失について[PDF](ワタミフードシステムズ)
http://www.watami-takushoku.co.jp/design/pdf/im150518.pdf
◎京阪互助センター、顧客情報770件含むノートをスーパーで置引き盗難
冠婚葬祭業の京阪互助センター(本社:大阪市北区)は5月16日、同社営業部所員が置引き被害にあい、顧客情報約770件が含まれるノート4冊を盗まれたと発表した。同社によると、5月8日午後6時30分頃、帰宅途中に立ち寄った寝屋川市のスーパーで、荷物台においていたバッグを盗まれた。バッグには顧客管理ノートが入っており、顧客の氏名、住所、電話番号、入会日、契約種別、家族情報が推定で770件分含まれていた。同日午後7時頃に交番に被害届を提出したが、ノートは見つかっていない。対象の顧客には謝罪と報告の文書を郵送している。情報が不正に使用された事実は報告されていない。同社では再発防止のため、盗難、紛失、置き忘れのないよう現場ルールを徹底するとともに、個人情報取り扱いについての監査を徹底するなどの対策をとるという。
・置引きによる個人情報遺失のお詫びとお知らせ(京阪互助センター)
https://www.keihango.co.jp/owabi.htm