◎阪急阪神ホテルズ、顧客のメルアド誤入力により顧客の氏名5名分など流出
ホテル運営の阪急阪神ホテルズ(本店:大阪市北区)は5月29日、同社の宝塚ホテルが運営を委託している関西学院会館でメール誤送信が発生したと発表した。発表によると、今年3月21日、同社の従業員が顧客2名に宴会打ち合わせのメールを同時に送信した。その際、メールアドレスを手入力したため、顧客1人のメールアドレスを間違え、別人のメールアドレス宛てに送信されてしまった。当該メールには、宴会を予約していた顧客と一部の出席者の氏名を合わせて5名分と、顧客1名分のメールアドレスが記載されていた。メール送信後、顧客からの指摘により誤送信が判明したという。同社は該当顧客に事情を説明してお詫びし、誤送信先のメールアドレス宛てに、当該メールの削除を依頼した。同社は今後、相手からのメールに対する「返信」の利用等でメールアドレスの手入力を避けるほか、手入力をする場合も複数担当者によるチェックを徹底するなどし、再発防止に努めるとしている。
・メール誤送信の発生について[PDF](阪急阪神ホテルズ)
http://www.hankyu-hotel.com/hotel/takarazukah/other/kangaku/pdf/20150529.pdf
◎富山県立高校、運送業者が新入生全員の個人情報含む書類紛失
富山県教育委員会は5月29日、県立八尾高校(富山県富山市)の新入生160名の個人情報が書かれた書類を、運送業者が紛失したと発表した。発表によると、同校は岡山市の出版業者に新入生の身分証明書の作成を依頼しており、業者は5月12日、校正刷りの同校への配送を西濃運輸(本社:岐阜県大垣市)に依頼。確認の連絡が来ないため業者が同校に問い合わせ、紛失が判明した。当該書類には、生徒の氏名、住所、顔写真が印刷されている。情報の悪用は確認されていないという。
・富山県教育委員会
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/30/
◎上越市、市税等納入促進員が収納業務中に個人情報含む携帯ポーチを紛失
新潟県上越市は5月29日、市税等納入促進を担当する職員が個人情報を記載した書類を紛失したと発表した。報道によると、職員は5月28日午後0時半頃、収納業務で市内の県営住宅を訪れた。留守だったため置き手紙を書こうとした際に、集金用に携帯しているポーチを集合ポストの上に置き忘れた。1時間後に気付いて戻ったがなくなっていたという。ポーチの中には、釣り銭用の現金と5月上旬から集金してきた25人分の個人情報(住所、名前、収めた市税額など)が記載された領収書の控えが入っていた。市は該当する25人に経緯説明とお詫びをし、警察署に紛失届を提出した。市は今後、置き忘れを防ぐため、ポーチではなく肩掛け式ショルダーバッグを集金に使用するとしている。
・上越市
http://www.city.joetsu.niigata.jp/
◎北海道、個人情報1万件含むハードディスク紛失の職員を戒告処分に
北海道は5月29日付で、個人情報が含まれる外付けハードディスク(HDD)を紛失したとして、障がい者保健福祉課長(55歳)を戒告、管理監督者2名を訓告の処分としたと発表した。道によると、課長は所属長として外部記録媒体の施錠管理等の措置を怠ったため、障がい者等の個人情報約1万件が保存されたHDDを紛失した。また、紛失したことについて、上司への報告が遅れた。
・懲戒処分等事案の公表【平成27年5月29日付け処分】[PDF](北海道)
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/jnj/H270529syobun.pdf
◎北陸総合通信局、メールアドレス148件が見える形で一斉メールを送信
北陸総合通信局(石川県金沢市)は5月29日、同局が事務局となっている「北陸地方非常通信協議会」の構成員にメールを一斉送信した際、メールアドレス148件が他の受信者に見える形で送ったと発表した。同局によると、当該メールを送ったのは5月28日午後7時57分。関係者には直ちに報告と謝罪を行い、当該メールの削除を依頼した。同局は、再発防止のため、個人情報の厳重かつ適正な管理を徹底するとしている。
・メールアドレスの誤送信について(北陸総合通信局)
http://www.soumu.go.jp/soutsu/hokuriku/press/2015/pre150529-3.html
◎国民年金基金連合会、確定拠出年金の個人情報含むDVD1枚を紛失
年金基金の共同事務処理事業などを行う国民年金基金連合会(東京都港区)は5月29日、金融機関から送付された個人情報を含むDVD1枚を同連合会内で紛失したと発表した。発表によると、当該DVDには確定拠出年金の拠出金引き落とし結果情報が190件収録されていた。情報内容は、口座名義(個人または事業所)、口座番号、口座引き落とし金額など。これらのデータは金融機関等で利用されている暗号化方式により暗号化されているため、万が一外部に流出した場合にも中のデータを見ることは困難という。これまでのところ、当該情報が不正に利用されたとの連絡や問合せは寄せられていない。同連合会は該当顧客に対し、個別に事情説明とお詫びの連絡をする。また、情報管理を強化・徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報等のデータ紛失について[PDF](国民年金基金連合会)
http://www.npfa.or.jp/401K/news/pdf/kojinjouhou.pdf
◎日本赤十字社医療センター、産婦人科医師が患者情報38名分含むUSBメモリー紛失
日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区)は5月28日、同センターの産婦人科医師が患者情報を含むUSBメモリーを院外で紛失したと発表した。発表によると、紛失は5月23日午後1時頃で、当該USBメモリーには同センター産婦人科で出産した38名のリストが入っていた。情報内容は氏名、年齢、ID番号、分娩情報などで、生年月日、住所、電話番号などの情報は含まれていない。当該データは産婦人科チームが学会発表用に保存していたデータの一部だった。学会発表用データは氏名を記号化するなどの処置がとられているが、当該データはスライド作成前の素データであったため、十分な匿名化がなされていない。5月28日現在までのところ、情報流出や不正使用についての報告や問合わせ等は寄せられていない。同センターは該当患者に5月27日付でお詫びの文書を送付した。また今後、情報管理およ教育の強化を図っていくとしている。
・個人情報の紛失について(お詫び)[PDF](日本赤十字社医療センター)
http://www.med.jrc.or.jp/Portals/0/resources/topics/owabi_20150528.pdf
◎三鈴、ダイレクトメール送信ミスで顧客の氏名995件が漏えい
婦人服等を製造販売する三鈴(本社:東京都渋谷区)は5月27日、顧客に宛てたダイレクトメールで、一部顧客の住所に別の顧客の氏名を記載して送付し、顧客情報が漏えいしたと発表した。発表によると、25月19日に送付した「夏のシークレットセール」案内メール1028件のうち995件について、他の顧客の名前を記載した状態で送付してしまった。22日に一部の顧客より指摘を受けて確認したところ、顧客の氏名と住所が一致していないダイレクトメールを送付していたことが確認された。顧客の氏名、住所以外の個人情報(メールアドレス、電話番号等)の漏えいはない。該当顧客には、28日よりお詫びのメールを送信している。他の会員の氏名が記載されたメールを受け取った顧客には当該メールの処分をお願いした。監督省庁である経済産業省に誤送付の内容を報告し、同社ホームページにも掲載した。同社は今後、チェック機能を強化するとともに、複数による送付前のチェックを実施する体制をとり、再発防止に努めていくとしている。
・ECサイトにおけるダイレクトメール誤送付のお知らせ(美鈴)
http://misuzugp.co.jp/news/rewderew-759/
◎神戸市立小学校、卒業生65名の成績など含むUSBメモリー紛失
神戸市教育委員会は5月26日、須磨区の市立小学校の男性教諭(31歳)が、過去に担任した児童65名の成績などが入った私物のUSBメモリーを紛失したと発表した。市教委によると、USBメモリーには、2012年度~14年度に担任した、現在中学校1年生と2年生計65名の氏名と成績などが含まれている。教諭は5月11日、職員室の共用パソコンにUSBメモリーを接続して使用したが、13日になって、普段の保管場所である机の引き出しにメモリーがないことに気付いた。市教委では私物USBメモリーの使用を禁止しており、当該教諭は過去にも注意を受けていたという。
・神戸市教育委員会
http://www.city.kobe.lg.jp/child/education/