三菱信託銀行は1日、マイクロフィッシュ(*注)と呼ばれるシート251枚を紛失していたと発表した。
紛失したマイクロフィッシュは、1971年から最近までの過去の取引等を記録した内部資料で、251枚中198枚は、20年以上前の記録という。記録されているデータには、名前を含むものが134,223人分、含まないものが39,218人分で、名前を含むデータには、氏名、生年月日、電話番号、残高、入出金明細などの詳細なデータを含むものもある。
今回の紛失は、同行の事務センターでマイクロフィッシュを集中保管するため、全店の保管状況を調査した際に発覚したもので、同行は、誤って廃棄した可能性が高く、外部への情報の漏洩懸念は極めて低いとしている。
*注)マイクロフィッシュ
文書の長期保存用に使われるハガキ大(105mm×148mm)のシート状のマイクロフィルムのことで、1枚のシートに30~98枚の文書を記録。専用の機械を使用して閲覧する。
(2005/06/01 ネットセキュリティニュース)
■お客さま情報の紛失について[PDF](三菱信託銀行)
http://www.mitsubishi-trust.co.jp/common/pdf/news0601.pdf