警視庁は6日、旅行会社クラブツーリズム(東京都新宿区)が運営していたWebサイトに不正にアクセスし個人情報を入手したとして、警視庁ハイテク犯罪対策センターなどが、都内豊島区の中国人留学生を不正アクセス禁止法の疑いで6月22日、逮捕したことを明らかにした。
調べによると容疑者は、今年3月15日から17日かけて、クラブツーリズムが管理するサーバーに対し、19万回のアクセスを行い、会員の住所、氏名、電話番号などの個人情報約9万件を入手。ネット上で販売していたという。
容疑者の自宅から押収した3台のパソコンには、このほかに「カカクコム」や「アデコ」、静岡新聞社の就職支援サイトなど13社のサーバに不正アクセスし、のべ52万件の個人情報を入手した形跡があり、警視庁は余罪を追及している。
(2005/07/06 ネットセキュリティニュース)