大手レコード会社が加盟する日本レコード協会(東京都港区)は6日、同協会会員であるレコード会社5社が権利を持つ音源を、ファイル交換ソフトを使ってインターネット上に公開していた個人ユーザー5名と、損害賠償金の支払いなどにより和解に至ったと発表した。
同協会は昨年、プロバイダ責任制限法に基づき、ISP(インターネット サービス プロバイダ)13社に対し計44名の発信者情報の開示を請求。開示された9人のうち、最近開示された1人を除く8人に損害賠償を求め、今回5人が和解に至った。
各ユーザーから、今後二度と同様の権利侵害をしないことを約束する誓約書が提出され、一人当たり平均48万円の和解金が、レコード会社に支払われたという。
同協会は、「今回の和解は各ユーザーの反省を評価しての解決であり、悪質な侵害行為に対しては今後、より厳しい法的措置もある」としている。
(2005/07/07 ネットセキュリティニュース)
■インターネット上で音楽ファイルを不正にアップロードしていた個人ユーザーと日本初の損害賠償支払い等に関する合意(日本レコード協会)
http://www.riaj.or.jp/release/2005/pr050706.html
■日本レコード協会
http://www.riaj.or.jp/