日本情報処理開発協会は9日、同協会と経済産業省が共催した「個人情報保護に関する講演会」で、同協会が消費者から受けた相談内容を掲載・配布する事態が発生したことを明らかにした。
同講演会が行なわれた5日、参加者に配布した資料の中に、同協会が受けたプライバシーマーク認定事業者に関する消費者からの相談内容1件が掲載されていた。掲載情報は、相談者の氏名(姓のみ)、携帯電話番号、相談内容、相談対象の事業者名。
担当者が講演会場で気づき、参加者の協力を得て、190部中179部を回収した。未回収分11部についても回収に努め、9日現在、4部の所在が確認できているという。
(2005/08/15 ネットセキュリティニュース)
■苦情相談者の情報流出のお知らせとお詫び(財団法人日本情報処理開発協会)
http://www.jipdec.jp/ov/050809.pdf