マカフィーは6日、感染が拡大しつつあるウイルス「W32/Sober.r@MM」の危険度を「中」に引き上げ警戒を呼びかけている。
「W32/Sober.r@MM」は、電子メールに添付されたZIPファイルとして侵入するワームで、実行すると自分自身をWINDOWSフォルダにコピーし、パソコン起動時に自動的に実行するようにレジストリを改変する。感染すると、ディスクに保存されているファイルからメールアドレスを収集し、自身を添付した英語や独語などのメールをランダムに作成。自身が持つSMTPエンジンを使って大量のメールを送信して感染を広げる。
同社では、最新の定義ファイル「4598」で対応済みのほか、同日アップデートした無料の駆除ツール「Stinger(スティンガー)v2.5.8」での駆除にも対応した。
(2005/10/06 ネットセキュリティニュース)
■Sober.r@MM(マカフィー)
http://www.mcafeesecurity.com/japan/security/virS.asp?v=W32/Sober.r@MM
■AVERTウイルス駆除ツール「Stingerv2.5.8」(マカフィー)
http://www.mcafeesecurity.com/japan/security/stinger.asp