三重県教育委員会は17日、三重県埋蔵文化財センターの「三重県遺跡情報システム」が不正アクセスを受け、改ざんされたと発表した。
利用者から、15日午後0時過ぎのタイムスタンプのメールで同センターに情報提供があり、改ざんが発覚した。同センターが調査したところ、「三重県遺跡情報システム」のパスワードが不正に変更されており、トップページに不正な仕掛けがなされていた。特定のURLを入力するとトップページの画面に変わって不正なWebページを表示するもので、ホームページ自体の改ざんは確認されていないという。
17日午後0時過ぎ、同システムが付属する「三重デジタルミュージアムネットワークサーバー」をLANから遮断して調査を開始、警察へも通報した。サーバーは県立博物館、県立美術館、斎宮歴史博物館と同センターの4館が共同で使用しているもので、現在、この4館のホームページは停止し閲覧できなくなっている。同教委は、今後は被害状況の確認と不正侵入の原因究明を緊急に行うとしている。
三重県では7月末、運営する掲示板「e-デモ会議室」が不正アクセスを受けて閉鎖、現在も閉鎖が続いている。
(2005/10/19 ネットセキュリティニュース)
■ サーバーへの不正侵入について(三重県)
http://www.pref.mie.jp/TOPICS/2005100223.htm
■三重県埋蔵文化財センター
http://www.museum.pref.mie.jp/maibun/
■セキュリティ関連ニュース
・三重県の掲示板が不正アクセスで閉鎖 あわやフィッシングサイトに(2005/07/29)