八千代銀行(本店:東京都新宿区)は10日、同行のインターネットバンキングを利用している顧客が持つ2つの預金口座から、計約280万円が別口座に不正に振り込まれていたと発表した。
8日に法人契約と個人契約の計2口座を持つ顧客から「自分の口座から心当たりのない振り込みが行われた」との連絡があり、判明した。同行は、顧客のパソコンが特殊なソフトに感染し、不正に資金が移動された可能性が高いとしている。
同行は警察への届け出を行い、事件の概要や犯罪手口について調査中であるとしているが、顧客にCD-ROMが送られた形跡はなく、顧客のパソコンがインターネットを経由してスパイウェアに感染した可能性が高いと見ている。
スパイウェアをユーザーのパソコンに仕掛ける手口を使った不正振込み事件では、10日に初めての逮捕者が出ている。
(2005/11/14 ネットセキュリティニュース)
■ インターネットバンキングでの不正取引にご注意ください(八千代銀行)
http://www.yachiyobank.co.jp/info/banking.html
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