オンラインゲームに関するトラブル情報が多く寄せられていることから、国民生活センターは7日、「オンラインゲームに関するトラブルが急増」と題する報告を発表し、利用者に注意を呼びかけている。
同センターによると、オンラインゲームに関するトラブル情報の受信件数は2005年1月以降に急増している。苦情の大半は「BOT行為やRMT(下記参照)をするなど、利用規約に違反する利用者を運営業者が取り締まらない」というもの。このほか、「接続障害が頻繁に発生し、ゲームが利用できない」「身に覚えがないのに、突然アカウント停止処分を受けた」「運営業者の苦情処理体制が整備されていない」という苦情も多く寄せられている。
こうした状況から同センターは、消費者に対して「オンラインゲームの運営には問題点も多く、利用者は現状をよく確認し認識した上で利用することが重要である」とアドバイスしている。
<注記>
・BOT行為:利用者がソフトを用いて自動でゲーム上のキャラクターを操作する行為。24時間休みなくキャラクターを育成でき、アイテムを入手しやすくなる。
・RMT:リアル・マネー・トレード。ゲーム内の通貨、アイテムを現実通貨(円)で取引すること。
(2005/12/12 ネットセキュリティニュース)
■国民生活センターの報道発表資料
・オンラインゲームに関するトラブルが急増
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20051207_2.html
・オンラインゲームに関するトラブルが急増[PDF]
http://www.kokusen.go.jp/cgi-bin/byteserver.pl/pdf/n-20051207_2.pdf