三菱京都病院(京都市西京区)は7日、同院の患者1,606名分の医療データを記録したパソコンが盗まれたと発表した。現時点では、紛失情報の不正使用などは報告されていないという。
発表によると、不具合が起きた医療機器のメンテナンスを依頼したシステム会社の社員が、原因調査のため故障機器から自分のノート型パソコンにデータをコピーして持ち帰った。このパソコンが入った鞄を車上荒らしで盗まれたという。盗難があったのは昨年12月30日深夜から31日未明、東京都内の飲食店駐車場で、同社員はただちに所轄の警察署に盗難届を提出。5日に医療機器メーカーに報告し、翌6日にメーカーが同院に報告した。現時点でパソコンは発見されていない。
当該パソコンに含まれていた個人情報は、9月から11月下旬までの電子カルテの一部で、患者の検査指示項目、氏名、住所、電話番号など。
同院では今後、該当する患者に謝罪と説明をするという。また、今後判明した情報については、適宜、同院のホームページで報告するとしている。
(2006/01/11 ネットセキュリティニュース)
■お詫びとお知らせ(三菱京都病院)
http://www.mitsubishi-hp.jp/mkh/20060107.html