スクウェア・エニックス(本社:東京都渋谷区)は9日、同社が運営するオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXI」で不正な行為を行っていた700以上のアカウントを強制退会処分にしたと発表した。
同社によると、昨年末頃から、一部のプレイヤーの大幅な価格操作などにより、アイテムの取引価格が急激に高騰する現象が発生。調査を行ったところ、不正な手段を用いてゲーム内通貨「ギル」を大量に所有し、現実世界の金品で売買するRMT(リアルマネートレード)を行っている集団がいることが発覚した。
今回の処分によって、不正に利用されていた3000億以上のギルが回収され、極端な貨幣価値の低下・アイテム価格の高騰という問題は、緩和される方向へ向かい始めたという。
同社は、今回処分を受けたアカウントから不正なギルの収受を行ったアカウントについても、調査を続けるとしている。また、今後も不正行為やRMTについて厳しい対処を行うとともに、取り締まりを強化していく。
(2006/02/17 ネットセキュリティニュース)
■不正によるRMT行為への対処について(PlayOnline.com)
http://www.playonline.com/ff11/polnews/news6766.shtml
■セキュリティ関連ニュース
・国民生活センター、オンラインゲームのトラブル急増で注意呼びかけ(2005/12/12)