モジラファンデーションは2日、重要度「最高」を含む複数の脆弱性を修正した「Firefox 1.5.0.1」を公開した。
リリースノートによると、安定性の向上やセキュリティの向上を図ったマイナーバージョンアップ版としており、新機能の追加などはない。修正された脆弱性は、長いタイトルの付いたページが履歴ファイルに記録されると、起動時に応答不能になる問題など8項目。ウィンドウ情報などを保存する「Localstore.rdf」に不正なXMLを挿入できる脆弱性では、起動時に任意のJavaScriptコードがブラウザ権限で実行される可能性があり、重要度を4段階中の「最高」レベルとしている。
最新版へのアップデートは、「Firefox 1.5」の自動更新機能で行えるほか、[ヘルプ]メニューの [ソフトウェアの更新を確認]でも、モジラジャパンのサイトから直接ダウンロードすることでも行える。
(2006/02/03 ネットセキュリティニュース)
■Firefox 1.5(Mozilla Japan)
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/
■Firefox 1.5.0.1 リリースノート(Mozilla Japan)
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/releases/1.5.0.1.html
■Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ(Mozilla Japan)
http://www.mozilla-japan.org/projects/security/known-vulnerabilities.html