兵庫県警生活経済課、灘署は20日、「Yahoo!オークション」を利用し、無断で複製したソフトウェアを販売していたとして、神奈川県平塚市の会社員の男(49歳)を著作権法違反の疑いで逮捕した。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が同日、容疑内容を明らかにした。
逮捕容疑は、昨年6月1日ごろから同11月12日ごろまでの間、3回にわたって、米アドビ・システムズ社の「Adobe Acrobat 7.0 Professional 日本語版」を無断でCD-R3枚に複製し、兵庫県の男性などに合計6,510円で販売した疑い。
調べによると、男は「Yahoo!オークション」で海賊版ソフトを入手したことをきっかけに、自らも海賊版ソフトの販売を開始。最近では遊興費を稼ぐ目的で、複数のIDを使って海賊版販売を繰り返していたという。警察はこれまでに300万円以上の売り上げがあったとみて追及している。
ACCSは昨年11月に一般の方から複数の情報提供を受け、同月下旬に「Yahoo!オークション」に対し男の出品を削除するよう要請していた。今回は、海賊版ソフトの購入者から灘署に被害届が出されたことが端緒となり、逮捕に結びついた。
(2006/02/23 ネットセキュリティニュース)
■ヤフオク海賊版販売で遊興費稼ぎ、会社員男性を逮捕(ACCS)
http://www2.accsjp.or.jp/news/news060220.html