フィッシング行為で中3男子が書類送検されるなどオンラインゲームをめぐるトラブルや犯罪が多発するなか、オンラインゲームフォーラム(OGF)は5日、オンラインゲームを安全に楽しむためのガイドラインを策定したと発表した。OGFは経済産業省関東経済産業局が推進する「首都圏情報ベンチャーフォーラム」の分科会で、オンラインゲーム運営会社15社が参加する任意団体。
ガイドラインは、プレイヤーに注意・理解してほしい事項と、オンラインゲーム運営会社として望ましい基本的な考え方についてまとめた。マナーや料金の支払い、リアルマネートレード(RMT※1)、不正ツールやチート行為(※2)、健康上の注意など7項目で構成。オンラインゲームが他のプレイヤーとのコミュニケーションであり、現実社会と同様にルールとマナーを守る必要があることや、ID・パスワードの管理には十分に配慮すること、未成年者は料金支払いについて保護者に相談することなどを明記している。
また、RMTについては、大半の運営会社が禁止しており、現在行われているサービス仲介などは、運営会社に関係のない場で関係のない事業者が提供しており、詐欺などのトラブルが発生する危険が高いと注意を喚起している。
(※1)RMT:オンラインゲーム内で使用するアイテムなどを有償取引すること
(※2)チート行為:ゲームを自分自身に都合よく操作するために、データやプログラムに変更を加えること
(2006/06/08 ネットセキュリティニュース)
■オンラインゲームガイドライン[PDF](オンラインゲームフォーラム)
http://www.onlinegameforum.org/guideline060605.pdf
■オンラインゲームフォーラム
http://www.onlinegameforum.org/
■参照記事(ネットセキュリティニュース)
・ハンゲーム装いフィッシング、名古屋の中3男子生徒を書類送検(2006/06/01)