アップルは21日、同社の無線LANシステム「AirMac」の脆弱性3件を修正した「Mac OS X」セキュリティアップデート「AirMac Update 2006-001」および「Security Update 2006-005」を公開した。
今回修正された脆弱性は、AirMacのドライバやドライバAPIで、バッファオーバフローや整数オーバーフローが起こるというもの。悪用されると無線LAN経由でシステムをクラッシュさせたり、任意のコードが実行される恐れがあり、アップルではすべてのユーザーに適用を推奨している。
対象となるのは、「Mac OS X 10.3.9」および「Mac OS X 10.4.7」。「10.4.7」のビルドバージョン「8J2135」「8J2135a」が動作するIntelシステムには、「AirMac Update 2006-001」が用意されている。他のシステムには「Security Update 2006-005」の「10.3.9」「PPC」「Universal」版が用意されている。すべて同社のダウンロードサイトや、Mac OS Xの「ソフトウェアアップデート」経由で入手できる。
(2006/09/25 ネットセキュリティニュース)
■AirMac Update 2006-001 および Security Update 2006-005(アップル)
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=304420-ja
■ソフトウェアアップデート(アップル)
http://www.apple.com/jp/ftp-info/index.html