NTTドコモ東北(本社:青森県青森市)とビジネスサービス(同)は27日、ビジネスサービスが運営する青森市内の販売店「ドコモショップ青森新町店」のスタッフが自宅で使用している個人所有のパソコンがウイルスに感染し、402名分の顧客情報がWinnyネットワーク上に流出したと発表した。
NTTドコモ東北などによると、流出したデータは当該スタッフが外販営業を行うために独自に作成していたもので、今年7月にウイルスに感染して流出。今月21日に流出を確認し調査したところ、青森県内の個人顧客60名分の名前と携帯電話番号、および法人顧客342名分の会社名、会社住所、固定電話番号、一部の担当者名と携帯電話番号が含まれていることが判明した。保存ファイルにはパスワードが設定されており、不正利用などは確認されていないという。
両社では、業務関連情報の社外持ち出しやファイル交換ソフトの使用を禁止していたが、あらためて周知徹底と総点検を実施し、情報管理体制の強化に努めるとしている。
(2006/11/28 ネットセキュリティニュース)
■お詫びとお知らせ(NTTドコモ東北)
http://www.docomo-tohoku.co.jp/pc/info/notice/page/061127.html
■お客様情報の流出に関するお詫びとご説明(ビジネスサービス)
http://www.kbs-web.com/info/20061127.html
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