ヤマトホールディングスは23日、北信越ヤマトホームコンビニエンス(新潟県新潟市)の社員の私有パソコンがウイルスに感染し、客様情報を含む個人情報160件がファイル共有ソフトWinny(ウィニー)のネットワーク上に流出したと発表した。
ヤマトホームコンビニエンス(YHC)各社は、生活者向けサービスを提供していた旧ヤマトホームサービス各社に、ヤマト運輸の引越事業を統合した会社。ヤマトホールディングスによると、北信越YHCの社員が業務資料作成のために営業実績などの過去資料を持ち出し、自宅の個人用パソコンに保存していたところ、昨年4月ごろにウイルスに感染しネットワーク上に流出した。当該資料には、ヤマト運輸時代の2001年から2002年に引越サービスを依頼した顧客の一部、160名の名前、住所、電話番号などが記載されていたほか、社員名簿や契約社員勤怠管理表なども一緒に流出している。
ヤマトホールディングスは23日付けの発表文で、パソコンから流出したデータはすでにネットワーク上から削除したといい、これまでに流出情報の不正使用は確認されていないが、顧客の被害防止のために連絡するとしている。ネット掲示板では、この削除したという主張が話題になり、確かめようとするユーザーの動きがいつも以上に活発化。真偽のほどは定かではないが、ダウンロードできたとの報告も上がっている。
(2007/03/26 ネットセキュリティニュース)
■ヤマトグループの情報流出に関するお詫び
・ヤマトホールディングス
http://www.yamato-hd.co.jp/news/info_070323.html
・ヤマトホームコンビニエンス
http://www.kuroneko-yhc.co.jp/press-owabi.htm
・北信越ヤマトホームコンビニエンス
http://www.h-yhs.com/home/info20070323.html