国産の圧縮解凍ソフト「Lhaz v1.33」の脆弱性を悪用するトロイの木馬が見つかった問題で、当該ツールの作者ちとら氏は25日、脆弱性を修正した「Lhaz v1.34」の正式版を公式サイトで公開した。
バージョン1.33のLhazにはgzip書庫の取り扱いに関する脆弱性があり、当該脆弱性を突いてコードを実行するトロイの木馬が今月18日に報告された。作者は20日、問題を修正した1.34β1を公開し、その後いくつかの修正を重ねて今回の正式版となった。
正式版では当該脆弱性に加えて、予期せぬ場所にファイルが解凍されるおそれのあるディレクトリトラバーサルの問題に対処。LZH書庫の取り扱いに関する脆弱性も修正されている。
(2007/08/28 ネットセキュリティニュース)
■Lhazのページ
http://www.chitora.jp/lhaz.html
【過去記事:ネットセキュリティニュース】
・【ゼロデイ攻撃】圧縮解凍ソフト「Lhaz」にコード実行の脆弱性~修正版公開(2007/08/21)