国立公園の鳥取砂丘に、名古屋大学(名古屋市千種区)などの学生で構成するアウトドアサークルのメンバーが8日、巨大な落書きをしていたことが明らかとなった。自然公園法違反の疑いもあるとして、環境省が調査を行っている。また、メンバーの一人が、ブログに「鳥取砂丘に名前を刻んできました!」と、現場の写真を添えて悪びれる様子もなく書き込んでいたことが分かり、ネット上では、掲示板に多数の関連スレッドが立ち、関係者の写真や実名がさらされるなど大騒ぎとなっている。
このサークルには名古屋大や近隣の大学の学生が所属しており、会員は約80名。名古屋大によると、落書きに関わったのは7人で、8日朝、イベントの記念にと砂丘へサークルの略称を刻みこんだ。同サークルは、11日にホームページ上へ謝罪文を公開し、「常識外の行動」をしたことを認めて反省の念を示している。
砂丘への落書きが現場の写真とともに報道されたのは9日。同日、ネット掲示板にこの件に関するスレッドが立ち、その15分後には早くも問題のブログからこのサークルが割り出されて、いわゆる「祭り」が始まった。スレッドが立った30分後には、サークルの関係者によって問題のブログやサークルのホームぺージが削除され始め、「証拠隠滅だ」とさらに非難を浴びる結果に。また、すでにページのキャッシュ(コピー)がウェブ上へ保存されており、ブログにも削除手順のミスから画像が残ってしまったため、これらを誰でも閲覧できる状態がしばらく続いた。サークルのメンバーが謝罪文を公表したのは、祭り開始翌々日の11日夕方だった。
(2007/09/13 ネットセキュリティニュース)
■ 鳥取砂丘に関するお詫び[PDF](Huckleberry Finn)
http://huckhuck.com/owabi.pdf
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