パソコン周辺機器メーカーのバッファロー(本社:名古屋市南区)は10日、同社製のUSBフラッシュメモリの一部に、ウイルスが混入している可能性があると発表した。ウイルス混入のおそれがあるのは、指紋認証モデル「RUF2-FSシリーズ」の3製品。同社は、ただちに該当製品の使用を中止し、ウイルスが混入しているかどうかチェックするよう呼びかけている。また、ウイルス混入が確認された場合は、製品を新品と交換するとしている。
同社によると、該当する製品は、型番が「RUF2-FS512-W」「RUF2-FS1G-W」「RUF2-FS2G-W」のいずれかで、製造コードが「07/09/11」。そのうち、シリアル番号が「000001~000360」(型番後半が512-Wと1G-W)、あるいは「000001~000120」(型番後半が2G-W)の製品の一部に、ウイルスが混入している可能性がある。同社は、もし製造コードとシリアル番号が該当していても、専用のウイルスチェックツールによりウイルスが検出されない場合は、製品を問題なく使用でき、交換する必要もないとしている。
ウイルスが混入した製品をパソコンに接続すると、オンラインゲーム10種のIDとパスワードを盗むトロイの木馬型ウイルスに感染してしまう。その場合、ウイルス定義を最新の状態にしたセキュリティソフトで、ウイルスを駆除することができる。同社は、製品にウイルスが混入していた場合、該当製品を接続した全てのパソコンで、ウイルス駆除を実施してほしいと呼びかけている。
本製品内には、指紋認証用のプログラムを格納したドライブを設定してあるが、今回、製造過程でこのドライブにウイルスが混入したとみられる。
(2007/10/11 ネットセキュリティニュース)
■ USBフラッシュメモリ 不具合のお知らせとお詫び(バッファロー)
http://buffalo.jp/support_s/ruf2-fs/
■専用ウィルスチェックプログラムのダウンロードページ(バッファロー)
http://buffalo.jp/download/driver/hd/ruf2-fs_check.html#1
【関連記事:ネットセキュリティニュース】
・ツインバード工業、防水SDオーディオプレーヤーにウイルス混入(2007/07/17)
・エプソンのフォトビュワー「P-2500」にウイルス混入~ 駆除を呼びかけ(2007/03/07)
・ロジテックの外付けHDDにウイルス混入、海外ではカーナビにも(2007/02/01)
・マクドの次はマック~ アップル「iPod」の一部にもウイルス混入(2006/10/19)
・マクドナルド、キャンペーン賞品のMP3プレーヤーにウイルス混入(2006/10/17)
・アイ・オー・データ機器、ポータブルHDDの一部にウイルス混入の可能性(2005/11/25)
・クリエイティブメディアのデジタルオーディオプレーヤーにウイルス混入(2005/08/29)