中部電力グループの総合設備会社トーエネック(名古屋市中区)は25日、同社社員の私有パソコンから、取引先2社の工事関連資料がファイル共有ソフトWinny(ウィニー)を介して流出したと発表した。
同社によると、流出したのは同社が施工した取引先の電気設備工事に関する図面や工程表、報告書などで、個人情報や顧客の重要な機密情報などは含まれていない。当該社員がWinnyをインストールした私有パソコンに工事関係資料を保存していたところ、4月18日ごろにウイルスに感染し流出。22日に外部からの指摘を受けて発覚した。
同社は、私有パソコン内の業務情報の有無の再点検と即時削除を実施するとともに、情報管理の徹底を図り再発防止に努めるとしている。
■取引先情報の流出について[PDF](トーエネック)
http://www.toenec.co.jp/press/2008/200804/20080425.pdf
(2008/05/01 ネットセキュリティニュース)