詫間電波工業高等専門学校(香川県三豊市)は19日、同校教員の自宅のパソコンがファイル共有ソフトを介してウイルスに感染し、2005年度に同校に在籍していた学生の個人情報などを含むデータがインターネット上に流出したと発表した。
当該教員は2005年、当時担任をしていた学生の個人情報を含むデータを、自宅で作業をするために校内から持ち出し、自宅パソコンに保存していた。今月14日、当該パソコンがファイル共有ソフトを介してウイルスに感染し、データが流出した。翌15日夜、ネット掲示板に流出情報が書き込まれ、17日午後、同校に情報が寄せられて事態が発覚した。
流出したのは、2005年同校に在籍していた学生37名分の氏名、授業成績をはじめ、電話番号(7名分)、教育上必要な身体情報(3名分)、進路希望企業名(25名分)、校外実習の報告用資料(23名分)など。
同校は該当する卒業生に対し、状況の報告と謝罪の文書を送付した。また、19日に全教員を召集して臨時教員会議を実施、個人情報の学校外への持ち出し禁止の周知徹底を行った。今後は情報管理の見直しと検討を行うとしている。
(2008/08/22 ネットセキュリティニュース)
■個人情報の流出について(詫間電波工業高等専門学校)[PDF]
http://www.takuma-ct.ac.jp/sonota/ryusitu.pdf