マイクロソフトは15日、10月度の月例セキュリティパッチを公開した。公開されたセキュリティプログラムは、最も深刻な「緊急」4件を含む11件。Windows、Windows Server、Office、Excel、Internet Explorer、Host Integration Serverが影響を受ける。
Excel2000用のパッチはMicrosoft Updateではダウンロードされないので、注意が必要。パッチを適用するためには、Office Updateを実行する必要がある。
【更新プログラムの内容】
[緊急]
・Excel:リモートでコードが実行される脆弱性
・Internet Explorer用累積パッチ
・Host Integration ServerのRemote Procedure Callサービス:リモートでコードが実行される脆弱性
・Active Directory:リモートでコードが実行される脆弱性
[重要]
・Windowsカーネル:特権が昇格される脆弱性
・Windowsインターネット印刷サービス:リモートでコードが実行される脆弱性
・Server Message Block:リモートでコードが実行される脆弱性
・仮想アドレス記述子の処理:特権が昇格される脆弱性
・メッセージキュー:リモートでコードが実行される脆弱性
・Ancillary Function Driver:特権が昇格される脆弱性
[警告]
・Office:情報の漏えいが起こる脆弱性
このほか、新たにRustockに対応した「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンも公開された。
(2008/10/15 インターネットセキュリティニュース)
■マイクロソフト セキュリティ ホーム(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/security/default.mspx
■Microsoft Update
http://windowsupdate.microsoft.com/
■Office Update
http://office.microsoft.com/ja-jp/downloads/default.aspx