外資系生命保険アリコジャパン(本社:東京都千代田区)から保険契約者のクレジットカード情報が流出し不正使用された問題で、同社は29日、これまでに把握していた流出情報には含まれていない、新たなカードの不正使用の照会が、カード会社からあったと発表した。
アリコジャパンの情報流出は、カード会社が検知した不正使用の照会を受け、7月に発覚。9月には、カード会社から報告を受けたカード情報から、流出したと見られる1万8184名分を特定したとして、該当者には1万円分の商品券を、実際には流出しなかったが流出した可能性のあった約11万名には3000円分の商品券を送るなどして謝罪した。
同社がこれまでに報告を受けたカードの不正使用は、10月22日時点で4,580件だったが、その後の報告で、これまで把握していた1万8184名に該当しないものが発見された。
同社のこれまでの調査では、流出情報は外部の業務委託先で抜き取られた可能性が高いとしていたが、未だ犯人の特定には至っておらず、今回の流出情報のデータ源や流出経路については、それが同社から流出したものであるかどうかも含めて、同社で調査を進めている。
(2009/10/30 ネットセキュリティニュース)
■お客様情報に関する流出の範囲について[PDF](アリコジャパン)
http://www.alico.co.jp/about/press/09_1029.pdf
■弊社のお客様のカード情報流出に関しまして(アリコジャパン)
http://www.alico.co.jp/about/09_0723.htm