マイクロソフトは9日、今月14日に公開が予定されているセキュリティ更新プログラムの概要を発表した。
リリース予定のセキュリティ更新プログラムは、「緊急」8件と「重要」5件の計13件。「緊急」にランクされた8件と「重要」2件はいずれもリモートでコードが実行される脆弱性、残りの「重要」3件は「なりすまし」「特権の昇格」「サービス拒否」の脆弱性に関わるものだ。
影響を受けるのは、WindowsとIE、Office、Silverlight、開発ツール、SQL Server、Forefrontなどで、これらに存在する総計34項目に及ぶ脆弱性が修正される予定だ。
すでに実証コードが公開されているInternet Information ServicesのFTPサービスの脆弱性と、WindowsネットワークのプロトコルSMB(Server Message Block)の脆弱性に関しても、今回のパッチで修正される予定。
このほか、「Windows Update」「Microsoft Update」などでセキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムと「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンのリリースを予定している。
(2009/10/09 ネットセキュリティニュース)
■マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知-2009年10月9日(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/advance.mspx
■マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 - 2009 年 9 月(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms09-sep.mspx
■October 2009 Bulletin Release Advance Notification[英文](マイクロソフト)
http://blogs.technet.com/msrc/archive/2009/10/08/october-2009-bulletin-release.aspx