NETTS(東京都新宿区)が運営するオンラインゲーム「フローレンシア」の運営チームは17日、公式サイトなどが不正アクセスを受け、接続障害が発生していたと発表。20日には、中央競馬ピーアール・センターが運営する「JRAレーシングビュワー」が、不正アクセスで改ざんされていたことを発表した。
編集部の調査では、フローレンシアは米国の攻撃サイトから、JRAレーシングビュワーは国内の攻撃サイトから、JavaScriptを読み込んで実行させる不正なラグが埋め込まれていた。
フローレンシアの発表には、ウイルス感染についての記載はないが、ゲームサイトが17日4時頃~16時までと、18日13時頃~17時頃までの間。公式サイトが17日1時6分~13時45分までと、17日21時頃~18日19時30までの間、障害が発生したとしており、修復後に再び改ざんされたのかも知れない。
一方のJRAレーシングビュワーは、15日18時~20日13時の間、サイト閲覧によってウイルス感染の危険性があったとしており、心当たりのある人はウイルスチェックを行うようアナウンス。同時に、Windows Updateと、Adobe Reader/Flash Playerの更新を勧めている。
誘導サイトになってしまったサイトは、この他にも多数あるが、積極的に注意を呼び掛けるサイトは相変わらず少ない。
(2009/10/26 ネットセキュリティニュース)
・サーバー接続障害復旧のお知らせ(フローレンシア)
http://www.florensia.jp/news/boardView.asp?BoardID=1&ArticleID=1669&page=1
・サイト改ざんに関するお詫びとご説明(JRAレーシングビュワー)
http://prc.jp/jraracingviewer/info_pop091020.html