マイクロソフトは14日、4月度の月例セキュリティパッチを公開した。公開されたセキュリティプログラムは、最も深刻な「緊急」5件を含む11件。Windows、Windows Server、Exchange Server、Office Publisher、Visioが影響を受ける。
【更新プログラムの内容】
[緊急]
・Windows:リモートでコードが実行される脆弱性
・SMBクライアント:リモートでコードが実行される脆弱性
・Windows Media Services:リモートでコードが実行される脆弱性
・MPEG Layer-3 コーデック:リモートでコードが実行される脆弱性
・Windows Media Player:リモートでコードが実行される脆弱性
[重要]
・Windowsカーネル:特権が昇格される脆弱性
・VBScriptスクリプトエンジン:リモートでコードが実行される脆弱性
・Office Publisher:リモートでコードが実行される脆弱性
・ExchangeとWindows SMTPサービス:サービス拒否が起こる脆弱性
・Visio:リモートでコードが実行される脆弱性
[警告]
・ISATAPコンポーネント:なりすましが行われる脆弱性
VBScriptスクリプトエンジン用のパッチは、3月初めにアドバイザリが公開されていた、Internet Explorerで悪意のあるサイトを閲覧中に「F1」キーを押すとコードが実行されるおそれのあった問題にも対処。また、SMBクライアント用のパッチは、昨年11月にアドバイザリが公開されていた脆弱性にも対処している。
このほか、新たにMaganiaに対応した「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンも公開されている。
(2010/04/14 ネットセキュリティニュース)
■マイクロソフト セキュリティ ホーム(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/security/default.mspx
■2010年4月のセキュリティ情報(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms10-apr.mspx
■Microsoft Update
http://windowsupdate.microsoft.com/