アップルは19日、Mac OS X 用のJavaアップデートを公開した。対象となるOSはMac OS X 10.5 Leopard、およびMac OS X 10.6 Snow Leopard。
今回のアップデートは、深刻な脆弱性を解消したJava1.6.0_20への更新と、Mac OS X のJavaのみに存在する脆弱性を解消する内容だ。なお、Mac OS X 10. 5 Leopardについては、これらと関連してJava1.5.0_24へのアップデートも含まれている。
今回のJava更新で解消された複数の脆弱性は、旧バージョン 1.6.0_17に存在していたもの。悪意のあるJavaアプレットを細工したWebページにアクセスすると、アプリケーションが予期せずに終了したり、マルウエアを仕込まれたりするなど、任意のコードを実行される危険性があった。Windows版では4月中旬に、8080系のサイト改ざんなどこの脆弱性を突く攻撃が発生しているので、Macユーザーも早急にアップデートされたい。
アップデートはアップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」で自動インストールできるほか、同社の「サポートダウンロード」ページからも入手できる。
(2010/05/21 ネットセキュリティニュース)
■Java for Mac OS X 10.6 Update 2 のセキュリティコンテンツについて(アップル)
http://support.apple.com/kb/HT4171?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
■Java for Mac OS X 10.5 Update 7 のセキュリティコンテンツについて(アップル)
http://support.apple.com/kb/HT4170?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
【関連記事:ネットセキュリティニュース】
・オラクル、JREの最新版「6 Update 20」公開~早急に更新しないと危険(2010/04/16)