アップルは12日(米国時間)、Windows 用Quick Timeの最新版「7.6.7」を公開した。対象となるのは、Windows 7/Vista/XP(SP2以降)で、Mac用は影響を受けない。
今回修正された脆弱性は、Windows 用 QuickTime のエラーログ処理でスタックベースのバッファオーバーフローが発生するというもの。この脆弱性を悪用した動画を閲覧すると、予期せぬアプリケーション終了や任意のコードが実行されるおそれがある。
7月26日にセキュリティベンダーがこの脆弱性の存在とアドバイザリを公開し、注意喚起を行っていたところだ。
QuickTime 7.6.7は「Apple Software Update」で自動的に更新できるほか、同社のサイトからもダウンロードできる。
(2010/08/17 ネットセキュリティニュース)
■アップルの関連URL
・About the security content of QuickTime 7.6.7[英文]
http://support.apple.com/kb/HT4290
・QuickTimeダウンロード
http://support.apple.com/kb/DL837?viewlocale=ja_JP
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