アップルは11日、34コンポーネントの脆弱性を修正したMac OS Xの最新版「10.6.5」と、23コンポーネントの脆弱性を修正したMac OS X 10.5.8用の「セキュリティアップデート2010-007」を公開した。アップルでは、すべてのユーザーにアップデートの適用を推奨している。
「10.6.5」と「2010-007」は、それぞれ100件を超える脆弱性に対応している。悪意のあるWebサイトにアクセスしたり、悪意のあるファイルや画像を開いたりすることによって、任意のコードを実行されるおそれがある 深刻な脆弱性も、修正されている。
また、Flash Playerを最新の「10.1.102.64」に更新することにより、55件の脆弱性を解決している。「10.6.5」では、セキュリティ以外にも、信頼性や互換性などに関する修正や改善も図られている。
「Mac OS X 10.6.5」および「セキュリティアップデート2010-007」は、アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」で自動インストールできるほか、同社の「サポートダウンロード」ページからも入手できる。
(2010/11/12 ネットセキュリティニュース)
■サポートダウンロード(アップル)
http://support.apple.com/ja_JP/downloads/
■About the security content of Mac OS X v10.6.5 and Security Update 2010-007[英文](Apple)
http://support.apple.com/kb/HT4435
■Mac OS X v10.6.5 アップデート(アップル)
http://support.apple.com/kb/DL1325?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP