RealNetworksは10日、RealPlayerのアップデート情報を公開した。対象となるのは、Windows版の RealPlayer 11/SP1/Enterprise2、Macintosh版の RealPlayer 11/12、Linux版の RealPlayer 11。
同社がアップデート情報を公開するのは3か月半ぶり。この間に、Windows版のRealPlayerでは、バージョンが「SP 1.1.5」から「14.0.0」へ、さらに「14.0.1」へと更新されている。14.0.0が公開されたのは10月29日だが、この際、悪用されると任意のコードを実行されるおそれがある深刻なものを含め、11件の脆弱性が修正されていたことが今回、明らかにされた。なお11月11日には 14.0.1が公開されているが、このバージョンで脆弱性の修正が行われたという記載はない。
同社が今回公表した脆弱性は27件で、各プラットフォームの最新版では、すべて修正済みとなっている。最新版のバージョンは、Windows版が 14.0.1、Enterprise版が 2.1.4、Macintosh版が 12.0.0.1548、Linux版が 11.0.2.2315。それぞれの最新版は、同社のダウンロードページから入手できる。
RealPlayerを使用している人は、現在使用しているバージョンを確認し、最新版でなかった場合は更新しておくようおすすめする。バージョンは、ヘルプメニューの[バージョン情報]から確認できる。
(2010/12/13 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:RealNetworks】
・RealNetworks, Inc.、セキュリティ脆弱性に対応するアップデートをリリース
http://service.real.com/realplayer/security/12102010_player/ja/
・RealPlayerダウンロードページ
http://jp.real.com/?mode=rpsp