マイクロソフトは10日、今月15日に公開が予定されているセキュリティ更新プログラム(パッチ)の概要を発表した。リリース予定のパッチは、深刻度が最も高い「緊急」9件と、2番目に高い「重要」7件。
「緊急」に分類されるソフトウェアは、Windows、Internet Explorer、および開発やセキュリティにかかわるソフトで、脆弱性を悪用されると、いずれもリモートでコードが実行されるおそれがある。
「重要」に分類されるソフトウェアは、Windows、Office、およびサーバーソフトや開発ツールで、脆弱性を悪用されると、情報漏えい(Office、SQL Server、Visual Studio )、特権の昇格(Windows)、サービス拒否(Windows)、リモートでコードが実行される(Windows)おそれがある。
15日に公開予定のセキュリティパッチで、これらの脆弱性が修正される。
このほか、「Windows Update」「Microsoft Update」などで、セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムと、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンのリリースも予定されている。
(2011/06/10 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:マイクロソフト】
・セキュリティ情報の事前通知 - 2011年6月
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms11-jun.mspx