アップルは3日、14件の脆弱性を修正したQuickTimeの最新版「7.7」を公開した。対象となるOSは、Windows 7/Vista/XP SP2、Mac OS X 10.5.8(Leopard)。
今回修正された14件のうち11件は、Mac版/Windows版共通の脆弱性で、OS X 10.6とLionでは修正済み、もしくは影響のない問題。11件中10件は、細工された画像ファイルや動画ファイルなどを開くと、クラッシュしたり任意のコードが実行されるおそれのある危険な脆弱性だ。Windows版のみに影響する3件についても同様で、早急にアップデートすることをお勧めする。
Windows版は、QuickTimeとセットでインストールされている「Apple Software Update」で。Mac OS Xでは、アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」で最新版に更新できるほか、同社のダウンロードサイトからも、それぞれの最新版をダウンロードできる。
(2011/08/05 ネットセキュリティニュース)
■QuickTime 7.7 のセキュリティコンテンツについて(アップル)
http://support.apple.com/kb/HT4826?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
■ダウンロード
・QuickTime 7.7 (Windows)
http://support.apple.com/kb/DL837?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
・QuickTime 7.7 (Leopard)
http://support.apple.com/kb/DL761?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP