アドビシステムズは10日、コンテンツ再生ソフト「Flash Player」と「Shockwave Player」の最新版を公開した。どちらも深刻な脆弱性が複数修正されており、同社は利用者に最新版へのアップデートを呼び掛けている。
■Flash Player 10.3.183.5
アップデートの対象となるのは、Windows版、Mac版、Linux版、Solaris版の「Adobe Flash Player 10.3.181.36」およびそれ以前のバージョンと、Android版の「10.3.185.25」およびそれ以前のバージョン。コード実行のおそれがある脆弱性13件が修正されていおり、更新後のバージョンは、Windows版、Mac版、Linux版、Solaris版では「10.3.183.5」に、Android版では「10.3.186.3」になる。
Windows、Mac、Linuxでは、現在使用中のFlash Playerが「10.3」であれば、コントロールパネルの「Flash Player」からバージョン確認や更新が実行できる。それ以前のバージョンを使用している場合は、バージョンの確認は下記のバージョン確認ページで、最新版への更新はダウンロードページで実行する。
Google Chromeを使用している場合は、Google Chromeが最新版になっていれば、Flash Playerも最新となっている。
・Security update available for Adobe Flash Player[英文](Adobe)
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb11-21.html
・Flash Playerのバージョン確認
http://www.adobe.com/jp/software/flash/about/
・Flash Playerのダウンロード
http://get.adobe.com/jp/flashplayer/
■Shockwave Player 11.6.1.629
アップデートの対象となるのは、Windows版とMac版の「Adobe Shockwave Player 11.6.0.626」およびそれ以前のバージョン。コード実行のおそれがある脆弱性7件が修正されており、更新後のバージョンは「11.6.1.629」となる。
使用中の製品のバージョンは、下記のバージョン確認ページで確認できる。このページのShockwave Playerのボックスに、「ここをクリックするとプラグインをダウンロードします」「ActiveXコントロールをインストールするには、ここをクリックしてください」「Missing Plug-in」などと表示される場合は、Shockwave Playerがインストールされていないので、ダウンロードや更新を実行する必要はない。最新版への更新は、下記のダウンロードページから実行できる。
・Security update available for Adobe Shockwave Player[英文](Adobe)
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb11-19.html
・Shockwave Playerのバージョン確認
http://www.adobe.com/jp/shockwave/welcome/
・Shockwave Playerのダウンロード
http://get.adobe.com/jp/shockwave/
(2011/08/10 ネットセキュリティニュース)