アップルは12日(米国時間)、Javaアップデート「Java for OS X Lion 2012-003」と「Java for Mac OS X 10.6 Update 8」を公開した。アップデートを実行すると、ウイルス「Flashback(別名:Flashfake)」を駆除できる。
対象は、OS X 10.7(Lion)とOS X 10.6(SnowLeopard)。アップデートを適用すると、Flashbackのうち最も一般的な亜種を駆除できる。パソコン内にFlashbackが見つかった場合はマルウェア(ウイルス)を駆除した旨が表示されるが、感染していなかったときは何も表示されない。
またOS X 10.7では、アップデートを適用すると Javaプラグインと Java Web Startが無効となり、Javaアプレットが自動実行されなくなる。[アプリケーション]→[ユーティリティ]→[Java Preferences]から自動実行を有効にすることもできるが、35日間Javaが使われなかった場合は、また無効化される。
アップデートは、アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」で自動インストールできるほか、同社のダウンロードページから、各OS用のアップデータが入手できる。
(2012/04/13 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:アップル】
・About the security content of Java for OS X 2012-003 and Java for Mac OS X 10.6 Update 8[英文]
http://support.apple.com/kb/HT5247
・Java for OS X Lion 2012-003[英文]
http://support.apple.com/kb/DL1515
・About Java for OS X Lion 2012-003[英文]
http://support.apple.com/kb/HT5242
・Java for Mac OS X 10.6 Update 8[英文]
http://support.apple.com/kb/DL1516
・About Java for Mac OS X 10.6 Update 8[英文]
http://support.apple.com/kb/HT5243
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