モジラは12日までに、WebブラウザFirefoxの最新版「16.0.1」を公開した。対象はWindows、Mac、LinuxとAndroid。法人向けの延長サポート版(ESR)「10.0.9」および、Firefoxと同じエンジンを使用するメールソフトThunderbirdの最新版も公開されている。
「16.0.1」では、9日に公開されたばかりの「16.0」で見つかった深刻な脆弱性2件が修正されている。どちらも、重要度は4段階評価で最も高い「最高」。悪用されるとコード実行につながるおそれがある。
ESR版「10.0.9」では、「16.0.1」と共通する、重要度が「最高」の脆弱性1件が修正された。
最新版は自動更新機能を通じて配布されているほか、[ヘルプ]メニューの[Firefoxについて]を選択し、[ソフトウェアの更新を確認]ボタンをクリックして更新することもできる。Android端末では、[その他]→[設定]→[Firefoxについて]の順に選択し[更新を確認]をタップする。
Firefoxで修正された脆弱性は、同じエンジンを使用するThunderbirdにも影響があり、2件の脆弱性を修正したThunderbirdの最新版「16.0.1」と、1件の脆弱性を修正したESR版の「10.0.9」が11日より公開されている。
(2012/10/12 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:Mozilla Japan】
・Firefox 16 のセキュリティ脆弱性について
http://www.mozilla.jp/blog/entry/10002/
<Firefox 16.0.1>
・リリースノート(デスクトップ版)
http://www.mozilla.jp/firefox/16.0.1/releasenotes/
・リリースノート(Android版)
http://www.mozilla.jp/firefox/android/16.0.1/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefox.html
<Firefox ESR版 10.0.9>
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefoxESR.html
<Thunderbird 16.0.1>
・リリースノート
http://www.mozilla.jp/thunderbird/16.0.1/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/thunderbird.html
<Thunderbird ESR版 10.0.9>
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/thunderbirdESR.html